(本記事は、嶋村 吉洋氏の著書『うまくいくリーダーだけが知っていること』=きずな出版、2022年12月13日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)
成果を上げるリーダーが知っている効率化の法則
■「頭がパンクしそうになる」をどう解決するか
何から手をつけていいかわからず、頭がパンクしてしまう。どんなリーダーでも、そんなときは、必ずやってきます。
自分の頭を整理する有効な方法があります。
それはまず、紙に書き出すことです。
イーロン・マスクさんのような天才になると話は別なのかもしれませんが、普通の人は書くことで、自分の頭が整理されます。
その際、大事なことは一枚の紙にまとめて書くことです。
今日はメール、今日はシステム手帳、今日はアプリのメモ機能にと、毎回いろんな場所にメモをとったとします。
そうすると、そのメモを探すことに時間を使ってしまい、非常に無駄です。
ある方に教えていただいたのですが、人が探し物に費やす時間は、年間150時間なのだそうです。1年間のうち6日以上、1か月で12時間以上(半日以上)も探すことに費やしてしまっているのです。
何事も根本的に解決することが大事ですから、私は部下に、システム手帳のメモの紙をいますぐ捨てなさい、スマホにメモ機能のアプリなどが入っているなら、いますぐ削除しなさい、とアドバイスします。
あるから使いたくなるのです。ではどうするのか?
私は、A3用紙に書くことを部下にすすめています。
そして、その一枚の紙に情報を追記していくのです。
A3用紙の紙を二枚三枚と増やしても意味がありません。
一枚の紙を毎日ブラッシュアップして、情報の精度を上げていくのです。
■ツールは一つに絞り込もう
たとえば、これから、広い実家から狭いワンルームに引っ越すと考えてみましょう。当然ですが、いままでのすべての荷物をワンルームに持っていくことはできません。
この場合、自分にとって何が必要で、何が不要なのかをよく考え、整理をすることが必要になります。
情報もこれと同じです。
いまはアプリなど、いろんなツールがあり、それこそ無限に情報を 溜 めることができます。
しかし、逆にそれが仕事の効率を下げていることもあります。
私は、A3用紙一枚に書くというやり方で、年収1億円を達成しました。
パッと見たらわかるように、赤色はこういう意味、青色はこういう意味と色分けしたりして、A3用紙一枚ですべてのビジネスの状況がわかるようにしてきました。
この時代だからこそ、あえて紙一枚にまとめる。効果抜群だと私は思います。
その影響でわたし自身も10代で起業し、まずはイベント事業・人材育成事業を立ち上げ、その後に不動産事業やロボティクス事業など、多事業展開をしています。
ワクセルは人と人とがコラボレートすることにより、世の中に夢を与える続けることを目指します。
ワクセル主催 嶋村吉洋
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