(本記事は、嶋村 吉洋氏の著書『うまくいくリーダーだけが知っていること』=きずな出版、2022年12月13日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)
同じミスをする部下に対して、どう接するか
■仕事を舐めさせるな
同じミスをする人は、そもそもミスしてもいいと思っています。
厳しい言い方になるかもしれませんが、それは事実だと思います。
真剣勝負とは、真剣を使って命がけで勝負するという意味です。
要は、勝負に負けたら死ぬのです。仕事でミスを繰り返す人というのは、「だいじょうぶ、死ぬわけじゃないから」と思っているのです。
仕事を真剣勝負と思っている人は、タスクを放置するとか、会議のアジェンダを 把握 していないとか、ブサイクなことは決してしません。
部下がミスをしたら、なぜそうなったのか、結果の原因を徹底的に分析しましょう。それでもミスがあったら、さらに分析し、二度と同じ失敗が起こらないように、どんどん原因を潰していくのです。
同じミスをする人は、落ち込む(感情的になる)けど、分析をしないのです。
そして、しばらくすると、また平気で失敗します。
そういう人は、きっと失敗しても、怒られて終わるくらいに思っているのでしょう。
しかし、本当は怒られるだけでは済んでいないのです。
信用を失っています。
見ていて、とても気の毒です。
ただ、そういう人は本人に自覚がない場合が多いので、私からは何も言いません。
私は、常に場を提供して、勝手にやってもらうようにしています。
一本釣りしている部下には死ぬほど言いますが、結局のところ、自分で変わろうとしている人しか変わらないのです。
■「私は達成する人です」
ここで質問です。
あなたは明日の朝、太陽が昇ると思いますか?
仮にこれが 賭 けだとして、あなたの命がかかっていたとしても、あなたは太陽が昇ることに賭けるでしょう。
なぜか?
あなたが生まれてから今まで、太陽が昇らなかったことは一度もなかったからです。つまり繰り返されることは信念になるのです。
あなたがヤイヤイ言っても動かない部下は、おそらく、いままでに未達を繰り返し、「どうせ私は達成できない」というマイナスの信念を持っています。
そこで、上司であるあなたはプラスの信念を部下に持たせるのです。
・本人と一緒に適切な目標設定をする
・部下に伴走する
・達成させる
・その次も、その次も達成させる
こうやって達成を繰り返すことで、部下の信念はマイナスからプラスに変化します。
「私は達成する人だ」
こういう信念を部下が持ったら、あなたが何も言わなくても勝手に走り出します。
「ミス?私は絶対にしません。いつも完璧に仕事をして達成します」
あなたは、こんな信念を持つ部下をどれだけ増やしていますか?
その影響でわたし自身も10代で起業し、まずはイベント事業・人材育成事業を立ち上げ、その後に不動産事業やロボティクス事業など、多事業展開をしています。
ワクセルは人と人とがコラボレートすることにより、世の中に夢を与える続けることを目指します。
ワクセル主催 嶋村吉洋
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