(本記事は、越 段氏の著書『一日一つ、教養が身につく 世界のことわざ100』=総合法令出版、2023年4月11日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)
ーーチャンスは何度かあると思え
神は一つのドアを閉めても
千のドアを開けている。
トルコのことわざ
励まし
「幸福の女神には前髪しかない」との格言が、西洋にはある。
チャンスは滅多にないものだから、逃がさずつかみにいけというのだ。確かにと思える。チャンスというものを逃がさないために、不断の努力と準備が必要ということだ。
だが、そのチャンスを逃がしたらだめなのか。いや、「 塞翁 が 馬 」ということもある。一度のチャンスを逃したくらいで諦めたくはないものだ。
上のことわざには勇気をもらえる。頑張っている人には、チャンスは何度も与えられるのである。
千のチャンスがあるというからには結構な数である。
ただ、いくらでもあると思わず、必ず何度かはあると思っているくらいが、積極的にチャンスをつかもうとするので、いいのではなかろうか。