一日一つ、教養が身につく 世界のことわざ100
(画像=BrianJackson/stock.adobe.com)

(本記事は、越 段氏の著書『一日一つ、教養が身につく 世界のことわざ100』=総合法令出版、2023年4月11日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)


ーー納期は必ず守れ

遅れは危険を引いてくる。

古代ローマのことわざ

戒め

嫌なことは何となく先延ばしにしたくなるのが、私たち一般人によく見られる習性である。嫌なものは見たくないし、考えたくもないからだ。

しかし、政治や仕事となると許されない。危険を招いたり迷惑をかけたりしてしまうからだ。ということは、日程など決められたものはできる限り守ったほうがいいことはわかる。

遅れると大変なことになることに、例えば軍事のことなどがある。北朝鮮の核開発防止を各国は何となく先延ばしにしてきた。気がついたらすでにICBM、水爆まで完成しているのではないかという。いつの間にか日本もすでに危険な状況におかれてしまっている。

軍事とまでいかないまでも、仕事で納期を守らないとどうなるか。

仕事相手は混乱し、対応策にあたふたする。場合によっては売上にも影響する。納期を遅らせた本人の信用は落ちてしまう(中には居直る人もいるが、将来必ず仕事のできない人となる)。

やはり遅れることは危険を招くと思うべきだ。

一日一つ、教養が身につく 世界のことわざ100
遠越 段
東京都生まれ。早稲田大学卒業後、大手電器メーカー海外事業部に勤務。1万冊を超える読書によって培われた膨大な知識をもとに、独自の研究を重ね、難解とされる古典を現代漫画をもとに読み解いていく手法を確立。遠越段

※画像をクリックするとAmazonに飛びます