なぜ、サボる人ほど成果があがるのか?
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(本記事は、理央 周氏の著書『なぜ、サボる人ほど成果があがるのか?』=日本実業出版社、2023年3月10日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)

なぜ、サボる人ほど成果があがるのか?
(画像=『なぜ、サボる人ほど成果があがるのか?』より)

メールの件名に「◯◯会社の△△です」と書いて送るのはやめましょう。これでは受け取った相手は、メールを開くまで用件がわからないからです。そもそも、メールの差出人の名前は件名にわざわざ書かなくても、差出人のところで表示されるわけですから、「◯◯会社の△△です」という件名では、なんの情報も伝えていないことになります。ほかにも「ご無沙汰しております」や「お世話になっております」などのあいさつの件名もやめておきましょう。これも件名を読むだけでは内容がわからないので、相手にとっては不親切です。

逆に、メールの件名に用件が入っていれば、いますぐ読むべきなのか、あとで読んでも大丈夫な用件かを、メールを開かなくても判断できます。相手にムダな時間を使わせることなく、時間を節約できます。

たとえば「会議日程の変更について」と具体的に用件が書かれていれば、すぐにメールをチェックしなくてはいけないとわかりますし、「昨夜のパーティのお礼」と書かれていれば急いで返信しなくても大丈夫だとわかります。このように、名前やあいさつではなく、用件がわかるように件名を書きましょう。

もし、名前を入れたい場合は、「会議日程の変更について(理央)」「昨夜の会食のお礼(理央)」などと、「用件(名前)」と書けばいいでしょう。

なぜ、サボる人ほど成果があがるのか?
理央 周(りおう・めぐる)
マーケティングアイズ株式会社代表取締役/関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科教授。本名:児玉洋典。1962年生まれ。静岡大学人文学部経済学科卒業。 大手自動車部品メーカー、フィリップモリスなどを経て、米国インディアナ大学にてMBA取得。アマゾン、マスターカードなどで、マーケティング・マネジャーを歴任。2010年に起業し翌年法人化。収益を好転させる中堅企業向けコンサルティングと、従業員をお客様目線に変える社員研修、経営講座を提供。『売れない問題 解決の公式』『「なぜか売れる」の公式』(ともに日本経済新聞出版社)、『仕事の速い人が絶対やらない時間の使い方』(日本実業出版社)など著書多数。

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