なぜ、サボる人ほど成果があがるのか?
(画像=JeromeMaurice/stock.adobe.com)

(本記事は、理央 周氏の著書『なぜ、サボる人ほど成果があがるのか?』=日本実業出版社、2023年3月10日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)

なぜ、サボる人ほど成果があがるのか?
(画像=『なぜ、サボる人ほど成果があがるのか?』より)

トラブルが発生してしまったときに、3つのステップを踏むことになります。

①まずは状況を把握し、対処法を検討する

解決するためには、まずは状況を正確に把握することが求められます。このときに目の前の状況だけでなく、「ほかにも同様の問題が発生していないか」を確認します。

②対処法と解決策を関係者に説明する

状況を把握したら、どのように対処するかを検討します。このときに報告すべき関係者には、しっかりと状況と対策を説明するようにしてください。関係者は不信を募らせているはずなので、対処法を説明すると同時に、少し先回りして、「ほかの箇所は確認しましたが、問題ありませんでした」「この問題が発生しているとしたら、こんな問題が起こりえますので、またご連絡ください」と伝えるのがよいでしょう。これをやらないと、さらに大きなトラブルになりかねません。

③再発防止策を講じる

トラブルを解決したら、どうしたら同様のトラブルが発生しないかを考えます。そのためには根本の原因をしっかりと把握し、対処するようにしてください。

最初の2つのステップが対症療法です。3つめの根本治療まで実践できれば、再発を防止できるので、長い目でのタイパもあがります。

なぜ、サボる人ほど成果があがるのか?
理央 周(りおう・めぐる)
マーケティングアイズ株式会社代表取締役/関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科教授。本名:児玉洋典。1962年生まれ。静岡大学人文学部経済学科卒業。 大手自動車部品メーカー、フィリップモリスなどを経て、米国インディアナ大学にてMBA取得。アマゾン、マスターカードなどで、マーケティング・マネジャーを歴任。2010年に起業し翌年法人化。収益を好転させる中堅企業向けコンサルティングと、従業員をお客様目線に変える社員研修、経営講座を提供。『売れない問題 解決の公式』『「なぜか売れる」の公式』(ともに日本経済新聞出版社)、『仕事の速い人が絶対やらない時間の使い方』(日本実業出版社)など著書多数。

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