ビル・ゲイツが心から愛する資本主義を3つの“金言”から読み解く
(画像=RomoloTavani/stock.adobe.com)

(本記事は、リサ・ロガク氏 (編集)、ニシカワチサ氏(翻訳)の著書『ビル・ゲイツの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実』=文響社、2023年3月9日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)

資本主義の力

資本主義には、最も成功した企業にさえも緊張感を強いる力があります。人々はその力の有効性を過小評価していて、正しく気づけていません。

ーーーー『Playboy』誌 1994年7月


People underestimate how effective capitalism is at keeping even the most successful companies on edge.

資本主義から生まれるもの

資本主義では、何千ものことが同時に進行していき、その多くは失敗に終わる。中には「可もなく不可もなく」といった結果になるものもあるでしょう。
でも特別なものは成長して、人々を驚かせるような存在になるのです。
今後、先ほど述べた分野(IT・エネルギー・医学)から、世界を圧倒するような企業がいくつも出てくるでしょう。

ーーーーCNBCタウンホールイベント@コロンビア大学 2009年11月12日


Capitalism is great at having thousands of things going on in parallel. And a lot of them fail. Some are just mediocre. But the ones that are special can grow and, you know, stun everybody. And in all those fields I mentioned, there are going to be several companies that kind of take your breath away.

資本主義礼賛

私は、資本主義を心から愛している。資本主義こそ、私欲をより広大な利益に役立たせるために考案された最高のシステムだ。
これぞ飛行機からエアコン、コンピュータまで、何十億もの人々の生活を向上させた、目覚ましい進歩のほとんどを担っているのである。

ーーーー『WIRED』誌 2013年11月12日


I am a devout fan of capitalism. It is the best system ever devised for making self-interest serve the wider interest. This system is responsible for many of the great advances that have improved the lives of billions—from airplanes to air-conditioning to computers.

ビル・ゲイツの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実
リサ・ロガク【編】
ニューヨークタイムズのベストセラー作家。40冊以上の本と何百もの新聞や雑誌の記事を執筆。
ニューハンプシャー在住。
ニシカワチサ【訳】
1984年、広島県生まれ。東京農業大学卒業。ノンフィクションからゲームシナリオ、映像資料などの翻訳を手がける。訳書に『1日5分呼吸を描くと心が落ち着く』(小社) 、『ウィメン・ウォリアーズ はじめて読む女戦記』(花束書房)、『世界は女性が変えてきた:夢をつないだ84人の勇者たち』『自分のこころとうまく付き合う方法』(ともに東京書籍)、『THE IMPOSSIBLE CLIMB アレックス・オノルドのフリーソロ』、『ALL BLACKS 勝者の系譜』(ともに東洋館出版社)などがある。

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