「重要なことは非常に頭のよい人々を雇うこと」ビル・ゲイツが語る“賢い人間”とは
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(本記事は、リサ・ロガク氏 (編集)、ニシカワチサ氏(翻訳)の著書『ビル・ゲイツの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実』=文響社、2023年3月9日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)

頭のよさとは

頭のよさとは、新たな事実を吸収できる能力のことだ。
ある状況に新たに入って行って、何かを説明されたらすぐに「じゃあ、これはどうなんだ」と言えること。本質を捉えた質問ができること。すぐに吸収できること。記憶できること。一見関係なさそうな分野でも関連づけができること。

ーーーー『Playboy』誌 1994年7月


Smartness is an ability to absorb new facts. To walk into a situation, have something explained to you, and immediately say, “Well, what about this?” To ask an insightful question. To absorb it in real time. A capacity to remember. To relate to domains that may not seem connected at first.

賢い人なら

賢い人なら、十分な事実があればなんでも解明できるものだ。

ーーーー『Showstopper! : The Breakneck Race to Create Windows NT and the Next Generationat Microsoft』 1994年出版


Smart people ought to be able to figure anything out if they get enough facts.

活躍する人

賢い人間なら、会社のどこでだって率先して動いてくれるものだ。

ーーーー『Business @ the Speed of Thought』 1999年


Smart people anywhere in the company should have the power to drive an initiative.

エリート主義

私たちにとって重要なこと、最も大切にしていることは、非常に頭のよい人々を雇うことだ。つまり、IQが高い人間だ。
ソフトウェアを書くのにふさわしい人を選ぶには、非常にエリート主義でなければならない。95パーセントの人間は、複雑なソフトウェアを書くべきではないのだ。そして、少人数のチームを使うべきだ。

ーーーースミソニアン協会「オーラル・アンド・ビデオ・ヒストリー」 2003年


The key for us, number one, has always been hiring very smart people. There is no way of getting around that, in terms of IQ, you’ve got to be very elitist in picking the people who deserve to write software. 95 percent of the people shouldn’t write complex software. And using small teams helps a lot.

ビル・ゲイツの生声 本人自らの発言だからこそ見える真実
リサ・ロガク【編】
ニューヨークタイムズのベストセラー作家。40冊以上の本と何百もの新聞や雑誌の記事を執筆。
ニューハンプシャー在住。
ニシカワチサ【訳】
1984年、広島県生まれ。東京農業大学卒業。ノンフィクションからゲームシナリオ、映像資料などの翻訳を手がける。訳書に『1日5分呼吸を描くと心が落ち着く』(小社) 、『ウィメン・ウォリアーズ はじめて読む女戦記』(花束書房)、『世界は女性が変えてきた:夢をつないだ84人の勇者たち』『自分のこころとうまく付き合う方法』(ともに東京書籍)、『THE IMPOSSIBLE CLIMB アレックス・オノルドのフリーソロ』、『ALL BLACKS 勝者の系譜』(ともに東洋館出版社)などがある。

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