三井化学株式会社(4183)、出光興産株式会社(5019)、住友化学株式会社(4005)の3社は、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等のポリオレフィン(PO)事業を統合することで基本合意したと発表した。
三井化学と出光興産の合弁会社である株式会社プライムポリマー(東京都中央区)が行うPO事業と、住友化学の国内のPP事業およびLLDPE※事業(以下:住友対象事業)の統合(以下:本事業統合)を目指す。
三井化学は、ライフ&ヘルスケア・ソリューション事業、モビリティソリューション事業、ICTソリューション事業、ベーシック&グリーン・マテリアルズ事業を行っている。
出光興産は、燃料油、基礎化学品、高機能材、電力・再生可能エネルギー、資源の各分野において、多様なエネルギーと素材の開発・製造・販売を手掛けている。
住友化学は、総合化学メーカーで、石油化学品、機能材料、光学製品などの製造・販売を行っている。
※LLDPE:直鎖状低密度ポリエチレン(Linear Low-Density Polyethylene)
目的
人口減少などによる国内需要減少を見越し、PO事業と輸入品に対する競争力の強化を図る。
本事業統合の概要
具体的な手法および条件等については現時点では未定だが、住友化学がプライムポリマーに対して住友対象事業を譲り渡した上で、プライムポリマーの持ち分比率20%に相当する株式を取得する方法を検討している。 今後3社で協議の上、最終的に決定する予定。なお現時点で想定する本事業統合の概要は、以下のとおり。

『日本マーケティングリサーチ協会』より引用
引用元:三井化学株式会社・出光興産株式会社・住友化学株式会社「国内ポリオレフィン事業の競争力強化に向けた3社基本合意について」