IPOに向けたM&Aの活用

IPOの実施有無を問わず、持続的な企業成長は普遍的なテーマです。その選択肢の一つとして友好的な企業とのM&Aや、企業の成長を支えるPEファンドの活用は有効な手段として注目を集めています。

PEファンドを活用して上場を目指す際の、主なメリットは以下の通りです。

  • 上場に向けた社内体制の整備・強化ができる
  • 上場ターゲット期を定めた上での上場まで、および上場前後のロードマップ作りができる
  • 上場前の資本政策支援
  • 上場後の成長戦略立案の支援

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終わりに

以上、IPOの概要やメリット・デメリット、IPOを成功に導くためのポイントについてご紹介しました。

IPOは企業、従業員、株主それぞれにメリットがある一方で、上場企業としての社会的責任や経営責任が生じます。一昔前はIPOが企業としてのゴールとされる風潮もありましたが、近年はあえて目指さない姿勢をとる企業も存在します。

その背景には上場することで経営の自由がある程度制限されることや、買収されるリスクなどがあります。非上場の有名企業の例では、JTBやサントリーホールディングス、佐川急便などが挙げられます。

しかし現在は最後にご紹介したIPOのデメリットを軽減したTPMという市場を選択する企業もでてきています。大切なのは、自社のビジョンを明確にするとともに、それを実現する戦略とその手段を大局的視点から検討することです。

IPOかM&Aかの選択を検討されている方、上場手段の1つとしてTPMにご興味をお持ちの方は、専任のコンサルタントがお答えいたしますのでお問合せください。ご相談は無料、秘密厳守で対応いたします。

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M&A マガジン編集部 M&A マガジン編集部

日本M&Aセンター

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