株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532、PPIH)は、カネ美食品株式会社(2669)の普通株式を公開買付け(TOB)により取得することを決定した。
PPIHは、カネ美食品の株式27.02%を所有する筆頭株主。本件は、第2位株主である株式会社ファミリーマートが所有する全ての株式(11.83%)の取得が目的。
買付代金は、3,261,877,882円。(買付予定数の上限1,202,314株に、買付価格2,713円を乗じた金額)
本公開買付け成立後も、カネ美食品の上場は維持される見込み。
PPIHは、ディスカウントストア「ドン・キホーテ」などを傘下にもつ持株会社。株式会社ドン・キホーテのほかに、総合スーパー事業を行うユニー株式会社、株式会社長崎屋などがある。
カネ美食品は、弁当・寿司・おにぎり・惣菜等の製造、販売などを行っている。
PPIHは、カネ美食品が子会社ユニー(2019年1月、ファミリーマートより株式を取得し子会社化)の店舗においてテナント事業を展開していたことから、関係性を深めることを目的に、2019年4月および7月にファミリーマートより、カネ美食品の株式を取得している。
本件により、PPIHは、カネ美食品との間でさらに協業関係を深め、両社の一層の企業価値向上を図る。
・今後の予定
届出当初の買付け等の期間:2022年7月12日から2022年8月9日まで
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(提供:日本M&Aセンター)