日本洋酒輸入協会は4月3日の「輸入洋酒の日」に、同協会創立60周年記念動画「世界のお酒を楽しむ夕べ~輸入洋酒を楽しみ、喜びを分かち合おう~」をYoutubeから配信する。
3月15日には、公開収録を明治屋ホールで実施。オープニングセレモニーでは、松沢幸一理事長が、「協会創立60周年を迎えた2019年、“輸入洋酒の日”を記念日として制定。2020年には若い人たちにも輸入洋酒に親しんでいただく機会を創りたいとイベントを企画したが、コロナ禍で叶わず、今回動画配信イベントを企画した。当協会は、輸入商社、酒類メーカー、卸業など29社で構成。60年の歴史を振り返ると、戦後は外貨規制や数量割当があり、輸入洋酒の消費はごく限られた方や贈答用に限られていた。経済が発展するにつれ、輸入洋酒の価格は手頃になり、幅広いラインナップを一般家庭でも楽しめる時代になった。これを後押ししたのが、貿易関連の規制緩和で、経済連携協定などを受け、輸入洋酒の浸透が加速。ウイスキーの関税撤廃や日EU間の関税撤廃などでさらに身近に楽しめる環境が整った。洋酒には伝統や歴史に基づいた多種多様で深い魅力がある。イベントを通じ、輸入洋酒の理解をさらに深めていただきたい」とあいさつ。
また、「当協会では安全・安心を第一に2つの課題に取り組んでいる。未成年飲酒・飲酒運転防止など適正飲酒への啓発活動と、ロット番号削除問題だ」と説明した。乾杯のあいさつは、同協会副理事長でMHDモエ ヘネシー ディアジオ社長ブルノ・イヴォン氏が行った。
ほかに、創作カクテル実演と家庭でも簡単に作れるカクテル提案・実演には、日本バーテンダー協会から「バーランドスケープ」松尾一磨氏、日本ホテルバーメンズ協会から「The Okura Tokyo スターライト」中野賢二氏、ソムリエによるサービス実演では日本ソムリエ協会から依田己輝氏が出演。これら友好団体の幹部が実演を解説した。また、歌手の小林幸子氏をスペシャルゲストに迎えてのトークイベント、各国大使館スタッフによるお酒の話などを配信する。
〈酒類飲料日報2022年3月17日付〉