第一酒造「NO WAR-ウクライナとともに-」ラベル
(画像=第一酒造「NO WAR-ウクライナとともに-」ラベル)

「開華」蔵元の第一酒造(栃木県佐野市)は3月14日から、第一酒造オンラインショップで日本酒「NO WAR-ウクライナとともに-」(720ml/税込1,500円、アルコール分14%、300本限定)を発売する。

売上金は全額をウクライナ支援のために寄付する。中味は、第一酒造の主力商品である純米吟醸酒で、“栃木県佐野市の美味しい水に育まれた”ふわりとした吟醸香と透明感のある軽快な飲み口の、淡麗旨口な味わいが特徴。ラベルは、ウクライナ国旗をベースに商品名を記載し、戦争反対とウクライナ支援の意思を表現している。

第一酒造「NO WAR-ウクライナとともに-」
(画像=第一酒造「NO WAR-ウクライナとともに-」)

第一酒造では、「多くの日本人が現在行われている戦争に反対の声を上げ、一方的に武力侵攻されているウクライナ国民への支援の気持ちを持つことが、一方的な武力侵攻を行なっている国への圧力となり、戦争終結に結び付くものと考えている」とし、「NO WAR-ウクライナとともに-」を発売し、売上金全額を寄付することで、「わずかでもその一端となり、多くの愛飲家の方々が戦争反対とウクライナ支援の気持ちを持ち、実際に応援(寄付)となることを期待している」とコメントを発表している。

また、同社の島田嘉紀社長は「当社は約2年前の台風19号水害被災で酒造りが継続できないと思った瞬間があったものの、多くの応援支援により二ヶ月遅れでの酒造りが開始できた」とした上で、「多くの応援は精神的な支えにもなり、大変ありがたかった。ウクライナでおきていることは、これとは比べものにならないが、僅かでも現地への支援を継続していきたい」と語っている。