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▼父の海外赴任先で見つけたコスメを輸入して、1億円
お父さんが商社勤務で、幼少の頃から家族でアジアやヨーロッパの各地で過ごした女性20代の人です。この女性から聞いた話は、とても勉強になりました。各国の女性の肌感、体臭は、食べ物やビューティケアの習慣からか、大雑把にグループ分けの説明ができるとのこと。もちろん、そういう情報はネット検索すれば散見できますが、現地で実際に自分の目で見たこと、鼻で嗅いで得た体感があったからこそ、彼女はネット通販ビジネスで成功をしました。
ヨーロッパのある地域では、スキンケアは日本のように自宅で行うのが主流でなく、美容サロンで資格を持っている専門家に行ってもらうのが普通で、あるサロンで使用されたスキンケア用品に衝撃を受け、その製造メーカーに何度もアプローチをして、販売権を獲得。その後、私にも連絡を下さいました。彼女は、「一人でも多くの日本女性にホンモノを使ってみてほしい。キレイになってほしい。その上で、儲けたい。リスクを取るのは当たり前」という明確なスタンスを伝えてくれました。
独自ドメインショップと楽天市場では、フロント商品を独特のポジショニングから売りまくって、バックエンド商品へつなぐ「2ステップマーケティング」が功を奏しました。実力ある商品は、まず一度使ってもらうところに注力すれば、あとは自ずと売れて行きます。ただ、広告を出して、欲しい成果が出るかどうかは一か八かです。長く集客活動を継続して、より多くのフロント商品ユーザーを獲得していくのには、資金と根気が必要です。
このショップは、富裕な40代後半以降の女性にバックエンド商品２週間分1万円が買われ続け、億越えを果たしました。
▼ダメ会社員が独立開業。組織を離れてダイエットサプリで3億円
彼は30代で、正社員としての会社勤めだけでなく、アルバイトもなかなか続かなくて、ダメ会社員だと自身で劣等感を抱いていた人です。彼は、何度かの転職を経て、結果的に最後の会社員となったところで、ダイエット食品のネット通販に携わりました。
その会社では、20億円以上の売り上げ作りに関与して、彼の中で「売れるモノとはどんなものか」を掴んだらしく、アメリカ・ラスベガスで開催している美容・健康関連製品のコンベンション（いわゆる展示会）に、私をコンサルタントとして同行してほしいと退職翌日に連絡をしてきました。そこで、見つけたダイエットサプリを輸入し、テレビパブリシティや楽天市場、独自ドメインショップで根気強く、売りました。彼は天才的な資金調達ができる人物です。プレゼンが上手で、人付き合いも上手。「愛されキャラ」なんだと思います。彼の短所は、ツメが甘いこと。法務や資金繰りの面です。特に、そこを私がコンサルタントとしてうまく指導し、良い結果を結実させることができました。
誰にでも言えることですが、「今」をちゃんと生きることで得られる成果があります。彼は最後の会社員時代、真摯に仕事に取り組んだからこそ、「ヒット商品の法則」をキャッチできたのだと思うのです。
▼地方の開店休業状態の小さな薬局、ネットで医薬品や日用品を販売して10億円
あなたの町の個人経営の薬局、ひとけがなくって、廃れていませんか。
こちらは東北地方の小さな薬店のお話です。初めて現地に私が行ってみた感想は「お店はもちろん、地域全体のしょんぼり感がハンパなく寂し過ぎる」とヤバい感じでした。私は、当時は医薬品等のネット販売のルールがまだ今のようにきちんと定められていない点に注目をして、日本であまりまだやっている人が少なかった医薬品のネット販売を提案して、スタートしました。店主はもちろん、薬剤師です。私と二人、薬事法違反にならないよう細心の注意を払って戦略を立案、実施しました。
ダイエット食品やミネラルウォーターの広告で集客して、次にメルマガで、人々が店頭で買いづらい医薬品を買ってもらう戦法です。店頭で堂々と買いにくい薬（大衆薬）とは、例えば女性だと、陰部のかゆみ止めや水虫薬、痔の薬、わきが用品。男性は養毛剤や精力剤など。もちろん、コンドームはかなりたくさん売れました。コンドームの主な買い手は女性であると、あなたは知っていましたか。私はそれまで知らなかった事実です。
このお店がネットショップで大成功を収められた要因は、「早くネット通販ビジネスに参入したこと。そしてリスクを背負って力いっぱい頑張ったこと」です。ものすごく広告を打ちました。今のあなたではドン引きする金額です。5千万円広告を売って、1億円売り上げる、そんなことを毎月やっていました。
医薬品のネット販売のルールが明確に定められている今は、もう薬品販売の事業そのものを譲渡して、のんびりと過ごしているようです。
