三菱ケミカルグループ、トリアセテート繊維事業をGSIクレオスに売却

三菱ケミカルグループは、トリアセテート繊維事業を株式会社GSIクレオス(8101)へ譲渡することで同社と合意し、最終契約書を締結した。

三菱ケミカルグループは、機能商品、素材他 を扱う。

GSIクレオスは、各種糸・生地、インナー・アウター製品などの繊維事業、機械・化学品・ホビー商材・半導体関連商材・カーボンナノチューブなどの工業製品事業を行う。

背景および目的

三菱ケミカルグループは、グローバルな主要トレンドを踏まえた注力市場をターゲットに、市場の成長性・競争力・サステナビリティにフォーカスしたポートフォリオ運営を推進している。

トリアセテート繊維は、天然パルプ由来の植物繊維を化学的に処理してつくる半合成繊維で、世界で同社グループのみが生産しており、その素材特性から国内外のアパレル市場に高く評価されている。 今後も一定の需要伸長が期待できることから、ベストオーナーのもとで持続的に事業を成長させていくことが最善だと判断し、今般の事業譲渡を決定した。

譲渡する事業の概要

トリアセテート繊維(ブランド名:ソアロン™)原糸および生機の製造・販売  生産拠点:三菱ケミカル株式会社 富山事業所内(富山県富山市海岸通3)

菱光サイジング株式会社(トリアセテート繊維の原糸加工を行う当社グループの完全子会社)  生産拠点:福井県あわら市大溝1-23-5 ・トリアセテート繊維の用途:中高級婦人衣料、フォーマル衣料、オフィス用ユニフォームなど

譲渡日

2025年3月3日(予定)

総合・その他専門卸業界のM&A・事業承継の動向はこちら
(提供:日本M&Aセンター

無料会員登録はこちら