大塚製薬は9月2日、Vivosens Inc.(以下、ビボセンス社)が開発した栄養モニタリングサービス「Vivoo(ビブー)」の日本での展開をビボセンスと共同で開始した。試薬に尿を反応させ、スマートフォンでスキャンすることで、短時間で自分の栄養状態を知ることができるサービスだ。
大塚製薬の井上眞社長は、「医薬品もニュートラシューティカルズ製品もいずれも人とつながり、適切な情報を必要な人に伝えてこそ、本当の健康貢献につながると考えている」と語った。
「Vivoo」は、世界100ヶ国以上で展開し25万人以上の利用者がいる栄養モニタリングサービス。検査用の試薬「ストリップ」に中間尿をかけ、90秒待った後、色の変わった試薬を専用アプリで読み取ることで、6つの項目の栄養状態がスコアで表示されすぐに確認できる。過去のデータからの推移や、データに基づいたアドバイスなども表示されるほか、日本限定で利用者の平均スコアと自分のスコアを比較することもできるとした。
大塚製薬は、「ストリップ」の4本・8本・12本入りセットを大塚製薬のEC「オオツカ・プラスワン」で販売する。いずれも1本あたり650円で、8本入りと12本入りは価格を下げた定期購入コースも設けている。
同社ニュートラシューティカルズ事業部eコマース部の金澤慎太郎係長は、「さまざまなユーザーに利用してもらい、色々なフィードバックを得ながらサービスを向上させていく」と話した。
ビボセンス社のMiray TayfunCEOは、「『Vivoo』は既に100カ国以上で多くの人の健康管理に貢献してきた。日本の生活者に対しても同様に貢献できることを嬉しく思う」と語った。