イセ食品、グループ会社10社の合併、及び製造設備を合併子会社に移管へ
(画像=Brent Hofacker/stock.adobe.com)

令和5年7月25日、イセ食品株式会社(東京都千代田区)は、グループ会社10社の合併に関して、合併公告を行った。また、本件合併に伴い、イセ食品の製造設備を合併子会社に移管(合併及び移管を総称して本件再編)するとした。

【本件再編の方式等】

(1) 本件合併
本件合併は、第一合併から第三合併の三段階に分けて同日に実施。

第一合併では、イセファーム株式会社と、株式会社新ひたちファーム、有限会社美咲ファーム、株式会社かすみがうら農場、千葉孵化場株式会社、有限会社森屋農場の6社が合併。
第二合併では、イセファーム東北株式会社と、有限会社伊勢農場、株式会社エッグドリーム八千代、イセファーム株式会社の4社が合併する。
第三合併では、富士たまご株式会社とイセファーム東北株式会社の2社が、合併。合併後の存続会社は、富士たまご株式会社となる。

(2) 本件移管
本件移管は、本件合併の効力発生後に、イセ食品より合併子会社へ移管を行う。

イセ食品は、卵の出荷数ナンバーワンの、国内最大のたまご会社。「森のたまご(白・赤)」、「てるたま」、「赤鶏の旨味賛卵」を全国に出荷している。

令和5年6月2日にスポンサーからの出資が完了し、外部から経営陣を招聘し、新たな組織体制の下、更生計画の遂行を行っていた。その動きを進めるため、イセ食品グループ10社は合併を行うとし、併せて、イセ食品製造設備を合併子会社に移管するとした。

本件再編により、組織体制の集約化‧効率化に伴うガバナンスの強化およびグループ間の連携強化を期待し、現場が本来業務へ集中できる体制の構築を見込む。また、イセ食品グループのサスティナビリティが向上することで、更生計画を推進するとともに、引き続き、鶏卵の安定的な供給の可能性を見込んでいる。

・今後の予定
本件合併(効力発生日)および本件移管日 令和5年9月1日
(提供:日本M&Aセンター

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