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有益な情報は買ってでも聞く。情報にこそ、お金を払う価値がある
今の日本は二極化が進んでいるように感じます。
節約や倹約をするのはいいことですが、お金を使わない人も増えているのを感じます。
一方でエアラインはファーストクラスから満席になってしまう。ミシュラン星つきのレストランは予約が数か月待ち、といった現実もあります。
お客さまから見た場合、不動産会社は、相談に行くだけは無料です。
しかも、私の会社ではお客さまになりそうな方向けの無料面談というのをずっと開催してきました。自分のお客さまになるかもしれない方にはきっちりと責任を持ちたいので、そういった最初の面談では100%私がご相談に乗ることにしています。
みなさん
「買いたい」
という前提で相談に来ていただいているわけですが、中には何回も相談に来る方がいらっしゃいます。
今の不動産事情をお話ししたり、銀行での融資の仕方などをお話しし、物件をご紹介して、ある程度契約内容を詰め(ちなみにここまでは全て無料です)、そろそろ成約というところで、別の大手の不動産エージェントに行かれたり、直接銀行に融資の相談に行かれてしまう、ということもあります。
情報を弊社から無料でもらうだけもらって、他に行ってしまうわけです。つまりこれでは、私のところの収入にはつながらないのです。
少し前になりますが、旅行会社JTBの窓口での旅行相談が、試験的に有料になったことが話題になりました。
30分5400円の相談料だそうですが、私は、これは当然のことだし、安いぐらいだと思っています。
旅行プランを、旅行のプロに相談して、旅行日程やおすすめの場所、すべて情報をいただいて、結局、旅行会社とは契約せずに、ウェブサイトで格安航空券やホテルを予約するというわけです。これは、まさに情報泥棒です。
プロの知識や情報を何だと思っているのでしょうか。
情報をもらうだけもらい、情報への対価は払わないという人が、本当に増えたように感じます。
たいていの情報は、ネットなどで無料で手に入るので、情報はタダと思っている人が多いようです。しかし、本当に価値がある情報にこそ、お金を支払うべきだと思います。
一流になりたければ、一流の人と付き合う。一流の仲間を持つことが大切
起業をしてから2年くらい経ったころ、経営コンサルタントの会社から電話があり、コンサル契約を結ばないかという話がありました。
私は、来るものは拒まずで、取りあえず誰とでもお会いすることにしているので、アポイントをとって話をし、その会社とコンサル契約を結びましたが、結局、何の役にも立ちませんでした。
そのコンサルタント会社の方は、会社員ですから、経営の経験があるわけではありません。いくら、経営について勉強していたとしても、実際に起業をして会社を動かしている人にはかなわないわけです。
中途半端なコンサルティング会社で会社員しかやったことがない人に相談するぐらいならば、経営者の集まりに行き、お互いに悩みを相談したほうが、よっぽどいいということが分かりました。
このことから学んだことは、一流になるには、自分と同じレベルの人、もしくは自分が目指すレベルの人と付き合うことが大事だということです。
また、これは女性に多いのですが、不動産を買う時に、誰かに相談をしますという人は考えものです。小学生・中学生ぐらいの女の子であれば、誰かに相談するのはかまいませんが、20歳過ぎた大人が、自分自身で判断できないというのは、ちょっといただけません。
もし、その「誰か」が、不動産投資や株で大成功をしている方であれば、ぜひとも相談していただきたいものですが、たいていの「誰か」は、専業主婦であるお母さまの場合が多く、投資のことなど、何も分かっていません。
そういうお母さまに、
「自分のお金を増やすために投資したい」
と言っても、
「そんな余計なことをするのはやめなさい」
で終わってしまうのがオチです。
相談するのであれば、その世界で成功している人に聞くことです。