食品産業新聞社
(画像=食品産業新聞社)

日本製パン製菓機械工業会(増田文治理事長=マスダックマシナリー社長)は1月11日、「2022年新春講演会」をオンライン開催した。講師はシブサワ・アンド・カンパニーの代表取締役CEOで、渋沢栄一氏の玄孫の渋澤健氏。演題は“「論語と算盤」により~未来を拓く~”。

講演の中で渋澤氏は「未来に向けて」というテーマで、「令和に入り、人口動態はかつてのピラミッド型から逆ピラミッド型になっていく。つまり世代交代が始まっている。こうした時代に、私たちは新しい成功体験を作っていかなければならない。だが、昭和の延長で繁栄を続けることは不可能だ。私はZ世代(10~30代の若い世代)に期待している。彼らはデジタルネイティブで、物心ついた時からインターネットに触れてきた。また、世界全体で見ればこの世代はマジョリティだ。かつての栄光であるMade in JapanやMade by Japanではなく、世界全体が繁栄するための伴走者として認められること――つまりWith Japanを実現できれば、これからの日本も世界とともに豊かな時代を迎えることができるだろう」などと語った。

〈米麦日報2022年1月14日付〉