タツタ電線,会社分割,事業承継
(画像=渓祐 白井/stock.adobe.com)

タツタ電線株式会社(5809)は、会社分割(簡易吸収分割)により、完全子会社であるタツタ立井電線株式会社(兵庫県加東市)および中国電線工業株式会社(大阪府藤井寺市)が行う原材料調達および製品販売に関する事業を承継することを決定した。

【鉄鋼・金属製品製造業界のM&A】

本件は、完全親子会社間において行われるため、本吸収分割に際して、株式の割当てその他対価の交付を行わない。 タツタ電線は、通信電線事業、機器用電線事業、機能性フィルム事業、機能性ペースト事業、ファインワイヤ事業、センサーおよびメディカル事業、環境分析事業と事業を展開している。

完全子会社のタツタ立井電線は、高周波同軸ケーブル、高耐屈曲FA・ロボット用高力ケーブル、制御計装ケーブル、放送設備用ケーブル、通信用ケーブル及び端末加工品の設計・製造販売を行っている。

完全子会社の中国電線工業は、電線・ケーブル事業を主業としている。

本件により、タツタ電線は、中国電線工業の原材料調達機能および営業・販売機能を集約し、情報のさらなる共有によって市場開拓および差別化新製品の開発加速を図るとともに、業務効率化および販売拡大を図る。

・今後のスケジュール
吸収分割効力発生日 2022年7月1日
(提供:日本M&Aセンター

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