サンゲツ、物流事業のSDSを買収へ

株式会社サンゲツ(8130)は、株式会社SDS(愛知県名古屋市)の株式を100%取得し子会社化することに関して、SDSの全株式を保有していた同社株主との間で株式譲渡契約を締結したことを発表した。

サンゲツは、インテリアの企画・開発・製造・販売・施工、エクステリアの販売・施工、各種施設・オフィス空間等の企画・設計・工事監理・施工を行っている。

SDSは、東北から九州まで幅広いエリアで物流事業を展開している。サンゲツのロジスティクスセンターにおける出荷・配送も担ってきたパナシアロジ株式会社より、サンゲツ向け事業を分割譲渡した企業。

背景・目的

サンゲツは、2030年に目指す企業像として「スペースクリエーション企業」を掲げ、「空間デザイン、材料提供、物流・配送、施工の4つの機能によるソリューション力を強化・拡充し、グローバルにスペースクリエーションに関する高い価値を提供する」ことを目指している。

中でも、物流・配送機能は、これまでサンゲツ事業の成長を支えてきた重要な機能であり、現在実行中である中期経営計画においても、物流2024年問題をはじめとする社会情勢と、サンゲツの成長戦略を踏まえた、ロジスティクス体制の地理的・機能的な拡充・強化を図るなど、物流・配送機能の維持・強化は事業の持続性に大きく寄与すると考えている。

本件M&Aにより、幅広いエリアの物流機能をグループ内に内製化することで、環境負荷の低減を含めた持続可能な物流機能を強化するとともに、地域に応じたよりきめ細やかな配送体制や、調達物流も含めたより効果的・効率的な物流体制を構築・高度化する狙い。

株式の状況

異動前の所有株式数 0株(議決権の数:0個)(議決権所有割合:0%)
取得株式数 20,000株(議決権の数:20,000個)(発行済株式数に対する割合:100%)
異動後の所有株式数 20,000株(議決権の数:20,000個)(所有割合:100%)

日程

株式譲渡実行日:2025年4月1日(予定)

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(提供:日本M&Aセンター

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