エムスリー、福利厚生サービスのイーウェルを買収

エムスリー株式会社(2413)は、東急不動産株式会社(東京都渋谷区)が保有する株式会社イーウェル(東京都千代田区)の株式を取得し、連結子会社化することを決定した。

エムスリーは、医療従事者専門サイト「m3.com」を運営、製薬会社向けマーケティング支援サービスや治験支援サービス、クリニックを対象とした医療現場DX化支援サービス等を提供している。

イーウェルは、福利厚生サービス事業、健康支援サービス事業、マーケティング支援事業を行っている。福利厚生パッケージサービス「WELBOX」、選択型の福利厚生制度「カフェテリアプラン」などを提供している。

目的

エムスリーは、2022年度に予防医療への取り組みである「ホワイト・ジャック・プロジェクト」を開始し、関連する企業の子会社化を含めた様々な施策を展開・推進している。

本件M&Aにより、イーウェルの顧客基盤及び福利厚生・健康サービスとを融合させることにより、予防医療サービスの事業拡大を目指す。

また、エムスリーは、本譲渡後もイーウェルの株式を引き続き37.0%保有する東急不動産との間で、ヘルスケア・医療領域での協業を目的とした業務提携契約を締結することで合意している。

株式の状況

異動前の所有株式数 0株(議決権の数:0個)(議決権所有割合:0.0%)
取得株式数 4,462株(議決権の数:4,462個)
取得価額 株式会社イーウェルの普通株式(概算額)102億円
アドバイザリー費用等(概算額)最大で60百万円程度となる見込み
合計(概算額)102億60百万円
異動後の所有株式数 4,462株(議決権の数:4,462個)(議決権所有割合:51.0%)

日程

株式譲渡実行日:2025年4月1日(予定)

インターネット関連サービス業界のM&A・事業承継の動向はこちら
(提供:日本M&Aセンター

無料会員登録はこちら