サントリーは、マガジンハウスとタッグを組み「営業時間外プロジェクト」を発足、11月1日に、ウイスキー愛好者やウイスキーの魅力に触れてみたい大人のためのウイスキーカルチャーWEBメディア「NORMEL TIMES(ノーメル タイムス)」を創刊した。
100年以上にわたりウイスキーづくりを行ってきたサントリーは、1956年から1964年にかけてウイスキー愛好者や雑誌ファンに愛された広報誌「洋酒天国」を発行していた。今回、昭和、平成、令和と60年の時を経て、ウイスキーを再解釈し、ウイスキーの新たな価値や魅力を発見することを目的に、サントリーとマガジンハウス「BRUTUS」「POPEYE」の共同プロジェクト「営業時間外プロジェクト」を発足、その活動の中心としてウイスキーと雑誌が交差する新メディア「NORMEL TIMES」を創刊した。
“営業時間外”には、休憩中や帰り道、食事中など、肩書きやルールに縛られずに、ふと力を抜ける時間を大切にしようという想いを込め、ウイスキーとその周辺のカルチャーをベースとした“一息つく”ための様々なアイデアを提案していく。
「NORMEL TIMES」は、映画、音楽、漫画、お笑い、食など多彩なカルチャーを愛するメンバーが集まり、日本が世界に誇るウイスキーと、ウイスキーを取り巻くカルチャーを発信する新しいメディアとして、コースターに注目したバーの紹介、ウイスキーにまつわる特級品カタログ、ウイスキーアンソロジー、肴になるジョークなど、ウイスキーを嗜みながら一息つく時間に楽しめるコンテンツをマイペースに届けていく。
同プロジェクトを通じて、ウイスキー愛好者から興味を持ちはじめた人まで、幅広くウイスキーの魅力を発見してもらい、ウイスキーそのものの味わいに加えて、ストーリーまでも楽しむ文化を創造していく考え。
「NORMEL TIMES」のコンテンツを紹介しよう。「コースター検索」では、「コースターが可愛いバーは良いバーだ」を合言葉に、各店の趣向を凝らしたコースターのビジュアルに注目し、素敵なバーを紹介する。
「SHOPPING CATALOG FOR WHISKY TIME」では、「なくても困らないけど、あると人生が豊かになる特級品カタログ」として、ウイスキーを楽しむ時間の極上アイテムを紹介。
「ウイスキーアンソロジー」では、「ウイスキーを読もう。」と題し、世界中の小説、漫画、歌詞からウイスキーが登場する名場面や名セリフを紹介する。
「肴になるジョーク」では、「ジョーク好きの2人が披露し合う世界のジョークを盗み聞き」する。ウイスキーをテーマに、クスッと笑えるジョークを展開していく。「一杯のクイズ」では、「人生は短い。しかしその杯を飲みほす時間はまだタップリある」をコンセプトに、ウイスキーを一杯味わう時間で解けるクイズを出題する。
「営業時間外プロジェクト」とは、ウイスキーとその周辺のカルチャーをベースに“一息つく”ためのアイデアを提案するサントリーとマガジンハウスの共同プロジェクト。“営業時間外”には、休憩時間、帰り道、食事中など、肩書きや規則から解放される“営業時間外”をもっと大切にしようという意味を込めている。今後、「NORMEL TIMES」を中心に、ウイスキーを愉しむための様々なコンテンツやイベント、グッズの展開も検討中だとか。12月は“BRUTUS×BAROOM JAZZ WEEKEND 2024”とのタイアップも実施する予定になっている。
「営業時間外プロジェクト」メンバーで、「BRUTUS」編集長 田島朗氏は、「“ザッシヲイッショニヤラナイカ”。戦後すぐ、1本の電報をきっかけにマガジンハウスの歴史は始まった。焼け跡のビルの片隅から同志を募り、みんなが気軽に読める雑誌を作ろうと。今回、サントリーからまさにそのような声をかけてもらい、普段は一緒にコンテンツを作ることのないBRUTUSとPOPEYEが雑誌の垣根を越え、サントリーと共に“ウイスキー好きな同志”としてこの『NORMEL TIMES』を作ることになった。世の中はXRやらAIやらとなんだか複雑になってしまったが、まさに“人間らしくやりたいナ”の精神を胸に秘めて、今までにないウェブメディアをつくっていく。おたのしみに」とコメントしている。
「POPEYE」編集長 町田雄二氏は、「サントリーの手掛ける広報誌は古くは壽屋(現サントリー)の『洋酒天国』にはじまり、『サントリークォータリー』『ウイスキーボイス』と、単に宣伝という枠に収まらず、当代随一の作家や著名人が手掛けるエッセイ、紀行文、はたまたジョークや世界の逸品を紹介し、お酒を愛する人たちの豊かな感性を共有するための、まさに『雑誌』だったと思う。新しいウェブメディアをBRUTUSと共に作らせてもらえることにワクワクしている。ウイスキー愛好家にとどまらず、先達の精神を見習い、幅広い人たちの余暇、自由時間を一緒に楽しめるメディアにしていきたいと思う。『NORMEL TIMES』にぜひ期待してほしい」とコメントしている。
サントリー 宣伝部長 重野謙介氏は、「1956年に創刊されたバー向けのPR誌『洋酒天国』。創刊号の冒頭に、編集長の開高健は、『昔、西洋の坊さんが人々を慰めるためにいろいろの酒をつくったように、この小冊子も同じ気持ちで編んだ。読後、何がなし心なごむそんな頁が一頁でもあれば』と残している。紙からWEBメディアに少しだけ形態は変わったが、そこにあるスピリッツは変わらない。志を共にする滑稽洒脱な仲間も集まった。さて、人間らしくやりたいナ」とコメントしている。
1923年に創業者・鳥井信治郎が山崎の地でウイスキーづくりへの挑戦をスタートし、昨年には100周年を迎えた。創業以来、サントリーは絶えず「美味品質」向上に取り組んでいる。そして、今では日本のものづくりのノウハウを世界の生産現場に展開し、国産・輸入を含めた「SUNTORY'S WHISKY」の品質向上に取り組んでいる。世界中のブランドを通して、多彩な楽しみを提供することでウイスキーの幅広い魅力を伝えて、さらなる需要創造へ挑戦していく考え。
[「NORMEL TIMES」概要]
URL=https://www.normeltimes.jp
公式IG=https://www.instagram.com/normeltimes_jp
公式X=https://x.com/normeltimes_jp
サントリー=https://www.suntory.co.jp
マガジンハウス=https://magazineworld.jp