ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)および横浜DeNAベイスターズは、横浜市旧市庁舎街区活用事業においてJR関内駅前に建設中の大規模複合施設「BASEGATE横浜関内(ベースゲート横浜関内)」における同社グループの直営施設について発表した。
DeNAグループは2011年のプロ野球参入を機に、スポーツを核としたまちづくりに取り組んできた。横浜スタジアムおよび横浜公園を、野球を知らない人にも気軽に遊びにきてもらえるコミュニティボールパークとする構想からはじまり、現在は横浜市庁舎移転後の関内・関外地区の賑わいづくりや、プロ野球の試合が開催されない日にも球場や公園に足を運んでもらうためのイベント「BALLPARK FANTASIA」などを手がけている。
再来年春にグランドオープンを予定している「BASEGATE横浜関内」においては、スポーツ事業のみならずDeNAグループが培ってきたエンタメ領域での知見やノウハウ、技術を活用し2施設を直営する。「BASEGATE横浜関内」および直営する「Wonderia(ワンダリア)」「THE LIVE(ザ ライブ)」が、多くの人がこの街を訪れる新たな理由となることを目指す考え。
同施設は、プロジェクションマッピングなどの技術によって没入感のある空間を創出し、この空間を想像上の美しい島「Wonderia」と名づけた。「Wonderia」は美しいものや新しいものを見つけた際の驚きや好奇心を表す「wonder」という言葉に国や地名という意味を持つ「-ria」をつなげた造語とのこと。施設ロゴは幅広い色彩と自然と調和する質感を表現し、美しいWonderia島内の生物多様性を予感させる。
来場者は6つのゾーンに分かれたWonderia島を巡り、絶景や未知の生物に出会うことができる。また、スマートフォンを使って空間を撮影すると環境や生物に関する情報を入手できる仕組みなど、DeNAのゲーム事業で培ったノウハウをゲーミフィケーションとして施設の設計に取り入れている。没入感のある空間を楽しみながら、驚きや感動、新たな気づきを持ち帰ってもらえる新たなエンターテインメント体験を提供する。
「THE LIVE」という施設名は、幅約18m、高さ約8mの大型LEDビジョンを誇る日本最大級の常設型ライブビューイングアリーナとして、ライブビューイングの王道、そして唯一無二の存在でありたいという想いを込めた定冠詞の「THE」と、施設の最大の特徴である大型LEDビジョンを活用した「ライブビューイング」の「LIVE」を組み合わせた名称。
施設ロゴは、応援する・歓喜する・笑う・歌う・食べる・語り合うという、この施設でできる体験を物語る「口」のモチーフに、施設の特徴でもある大型ビジョンを組み合わせたシンボルと、横浜DeNAベイスターズが運営するこの空間から筋書きのない一瞬の体験ができる様子をデザインで表現している。
施設の中心には幅約18m、高さ約8mの大型LEDビジョンと高性能な音響設備が設置され、臨場感溢れる環境でコンテンツに熱狂できる。同施設では横浜DeNAベイスターズのホームゲームのみならずビジターゲームも放映し、またバスケットボールやサッカー等の様々なスポーツの試合や音楽ライブ等のコンテンツも放映する。
多様なエンターテインメントコンテンツを扱うことで、横浜スタジアムでプロ野球の試合が開催される年間約70日に限らず、どんなときも関内という街に足を運ぶ動機づけとなる空間を創出する。
8つの飲食店とバーカウンター「CENTRAL BAR」を、大型LEDビジョンを取り囲むエリアに設置する。ライブビューイングを楽しみながらバラエティ豊かなフードとドリンクを堪能でき、球場やライブ会場とは異なるエンターテインメントの新しい楽しみ方を提案する。
[施設情報]
店舗名:Wonderia
企画・運営:DeNA
所在地:神奈川県横浜市中区港町1丁目1番1ほか 「BASEGATE横浜関内」タワー3~4階
店舗面積:約4200m2
グランドオープン予定時期:2026年春
店舗名:THE LIVE
企画・運営:横浜DeNAベイスターズ
所在地:神奈川県横浜市中区港町1丁目1番1ほか 「BASEGATE横浜関内」ザ ライブ
店舗面積:約2800m2
グランドオープン予定時期:2026年春
ディー・エヌ・エー=https://dena.com/jp