こんにちは。美味しい食べ物が大好きなライターの「はるの」です!
突然ですが、皆さんはかつ丼はお好きですか?
実は新潟県には一風変わったかつ丼があるのです!
今回はそんな「タレかつ丼」を紹介していきます!
タレかつ丼ってどんな料理?
タレかつ丼の最大の特徴は卵でとじないことです!
タレかつ丼はとんかつを卵でとじるのではなく、甘辛い醤油だれにくぐらせて、ごはんの上にのせます。
さらに一般的なかつ丼が厚めのとんかつを1枚のせるのに対して、タレかつ丼は薄めの豚肉を使ったとんかつを2枚以上ごはんの上にのせるという特徴もあります!
タレは、醤油ベースのソースにみりんや出汁を加えてあっさりと仕上げたものが主流ですが、店や家庭によって個性が出るのもポイントです。
タレかつ丼は味だけでなく、そのビジュアルでも一般的なかつ丼とは違いがあるのです!
タレかつ丼のレシピはこちらからご確認ください!
タレかつ丼レシピ:
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/tare_katsudon_niigata.html
タレかつ丼の歴史
では、これほど個性派なタレかつ丼は一体どんな歴史を持っているのでしょうか⁉
タレかつ丼の誕生には、港町としての新潟が関係しています!
江戸時代から北前船の寄港地で港町として栄えた新潟市には、飲食店や歓楽街が多く存在していました。
また、港に着いた物資を運ぶための堀が町中を巡っており、中でも「西堀」沿いにはたくさんの屋台が並んでいたのです。
屋台の中には西洋料理を提供する店もあり、それをきっかけに洋食文化が早くから広まっていきました。そのうちの老舗の1店舗がタレかつ丼発祥の店として知られています!
実際に今のような形の「タレかつ丼」が誕生したのは昭和初期頃。当時、モダンな料理だったカツレツを人々に馴染み深い味である醤油だれにくぐらせてご飯の上にのせて提供したのが始まりだといわれています。
そこから「タレかつ丼」が新潟市内に浸透していったのです!
タレかつ丼は人や文化が盛んに流れてくる新潟県特有の土地柄ゆえに生まれたグルメということですね。
タレかつ丼発祥の店
皆さんもタレかつ丼の歴史を知って、発祥のお店の存在が気になったのではないでしょうか!
タレかつ丼は「とんかつ太郎」というお店が発祥です!
屋台から始まったこのお店で修行した弟子たちが、次々と独り立ちして自分の店を構えていったことで新潟にタレかつ丼が広まっていきました!
新潟県産のお米と豚もも肉のとんかつ、昭和から継ぎ足されてきた伝統のタレが相性抜群の元祖タレかつ丼を提供しています!
とんかつ太郎は新潟市中央区古町の新潟交通「古町」停留所から徒歩約3分の場所にあります。
1度足を運んで「元祖」の味を堪能してみたいですね。
とんかつ太郎公式HP:https://www.tonkatsutaro.com/company.html
おわりに
いかがでしたか?
新潟県だからこそ生まれたグルメ、タレかつ丼。
見た目も味も普通のカツ丼とは一味違った魅力があります。
皆さんもぜひ一度新潟県でタレかつ丼を食べてみてください!
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
参考
農林水産省 うちの郷土料理「タレかつ丼」
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/tare_katsudon_niigata.html
にいがた観光ナビ
https://niigata-kankou.or.jp/feature/tarekatsu/top
とんかつ政ちゃん「新潟タレカツ丼の歴史」
https://masachan.co.jp/history/index.html
卵でとじない新潟タレかつ丼発祥の店 新潟古町とんかつ太郎
https://www.tonkatsutaro.com/company.html
新潟市公式観光サイト旅のしおり
https://www.nvcb.or.jp/topics/tonkatsutaro