たえさんは短大を卒業後、いくつかの職を経て、2016年にコーチとして独立し、現在ドバイを拠点に活動しています。経営者やオーナーなどをサポートする「夢実現コーチ」として、多くのクライアントの夢を実現へと導いてきました。熱意を持ってクライアントの夢をサポートするたえさんに、コーチングにおいて大切にしていることを伺いました。 |
現場を打破するために、毎日ブログを発信
私は現在、コーチングやコーチング講座、オンラインサロンを運営しています。2019年に海外へ拠点を移し、現在はドバイを拠点にSNSやオンラインで活動を展開しています。娘の教育を海外で受けさせたいという思いもあり、視野を広げるために移住を決断しました。
元々は、ごく普通の会社員として営業の仕事をしていました。毎朝、満員電車に揺られながら出勤し、上司やお客様に気を使い、日々を過ごしていた超がつくほどの凡人です。勉強は苦手で、努力や継続も得意ではありませんでしたが、どこかで要領よくやり過ごしていました。
仕事にはやりがいを感じつつも、25歳の頃、「このままで本当にいいのか」と疑問を抱き始めました。そこで、現状を変えるためにまず行動を起こし、毎日ブログを投稿するようになりました。
最初は月に2、3万円ほどの収益しか得られませんでした。集客がうまくいかない時期も経験し、高額なセミナーに参加した際にはバカにされたこともあります。それでも、「凡人であるからこそ失うものはない」と前向きに捉え、本気で試行錯誤を繰り返した結果、私の発信に共感し、問い合わせてくれる人が増えていきました。
クライアントの夢をその人以上に信じる
私が得意としているのは、ひと言で言うとビジネスコーチングです。主なクライアントは、経営者やオーナーの方々、そしてこれから起業を目指す人たちです。何かしらの夢や目標があって、事業を成長させたい、成功を手にしたい、もっとお金を稼ぎたいと考えている方々が多いですね。そういった人たちに対して、コーチングを行っています。
私がコーチングで大切にしていることは、クライアントの夢を、その方自身よりも私が強く信じることです。多くの人が自分を信じられなかったり、自信を持てなかったり、自分の良さに気づいていないことがよくあります。そこで、私はその人の良さや可能性を見つけて伝え、「絶対にできる」と励ますことを使命としています。熱意を持ってサポートするのが私のスタイルです。
たとえば専業主婦で、料理が大好きな知り合いから相談を受けたことがあります。彼女は「料理教室を開催したいけど、主婦としての経験しかないから自信がない」と言っていました。しかし、話を詳しく聞くと、彼女は毎日早朝4時に起きて家族のお弁当や朝食を作り、週末にはパンを焼く生活を長年続けてきたことがわかりました。
彼女自身は、大したことではないと思っていましたが、私は「それは他の人にとってすごいことなんだ」と力強く伝えました。それがきっかけで彼女は前向きに捉えるようになり、今では自分で料理教室を開催しています。この経験は、彼女自身が当たり前だと思って気づいていなかった素晴らしい部分を伝えることで、前向きな行動につながった素敵なエピソードです。
人はつい他人と比較して、自分にできていないことや不足している部分ばかりに目を向けがちです。まずその習慣を変えて、できていることや自分の強みに目を向けるように促しています。
コーチングで幸せになる人を増やしたい
本気で人生を変えたいと思う人に、行動を起こすための2つのポイントがあります。1つ目は「言い訳をすべて排除する」ことです。「お金がない」「時間がない」などの理由は誰にでもあります。しかし、時間は誰に対しても平等で、忙しい中で家庭や仕事を両立している人もいます。だからこそ言い訳を無くし、行動を優先することが重要です。
2つ目は「最初から上手くいくと思わない」ことです。失敗して諦める人を何人も見てきましたが、1回や2回の失敗は当たり前です。根性論に聞こえるかもしれませんが、上手くいくと最初から思う方がおこがましいです。まずは10回挑戦してみて、それがスタートラインです。何かを上達させるには、圧倒的な数が必要なのです。
これらのポイントもそうですが、私のビジネスで一貫して大切にしているのは、「自分が本当に望んでいる人生を歩んでいるか?」と常に問いかけることです。
私はコーチングを通じて自分の人生が変わり、今ではその経験を元に、他の人がコーチングで人生を変え、幸せになるサポートをしています。講座やオンラインサロンを通して、皆さんが本当に望む人生を実現し、共に応援し合える仲間を増やしていくことが私のビジョンです。