日本サーモエナー、第一産機と産機エンジニアリングを買収

株式会社タクマ(6013)の連結子会社である株式会社日本サーモエナー(東京都港区)は、株式会社第一産機(宮城県石巻市)及び株式会社産機エンジニアリング(宮城県石巻市、以下:産機エンジ)の両社の全株式を取得し、子会社化(タクマの孫会社化)することについて決定した。

日本サーモエナーは、汎用ボイラの製造、販売、メンテナンスを行っている。

第一産機は、畜産業や農業などの地域産業において発生する副産物を有効活用し、化石燃料の使用を抑制できる小型のバイオマスボイラの製造、販売等を行っている。

産機エンジは、第一産機よりバイオマスボイラの設計業務を請け負っている。

背景・目的

日本サーモエナーが担う民生熱エネルギー事業は、商業施設や工場などの熱源装置として利用される小型貫流ボイラや真空式温水発生機などの汎用ボイラの製造、販売、メンテナンスを主な事業としている。

国内の汎用ボイラ市場は成熟市場であるものの、低・脱炭素化製品の市場は需要拡大が見込まれており、日本サーモエナーはこれらの需要に合致する新たな熱源装置の開発および拡販を進めている。

本件M&Aにより、日本サーモエナーは、第一産機及び産機エンジが開発した小型バイオマスボイラ等を製品ラインナップに加えることができ、低・脱炭素化製品市場での受注拡大を図る。

株式の状況

異動前の所有株式数 0株(議決権の数:0個、議決権所有割合:0%)
取得株式数 第一産機
200株(議決権の数:200個)
産機エンジ
200株(議決権の数:200個)
取得価額 相手先との協議により非開示
異動後の所有株式数 第一産機
200株(議決権の数:200個、議決権所有割合:100%)
産機エンジ
200株(議決権の数:200個、議決権所有割合:100%)

日程

取締役会決議日:2024年9月25日

契約締結日  :2024年9月25日

株式譲渡実行日:2024年9月30日(予定)

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(提供:日本M&Aセンター

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