住友商事、インドの再生エネルギー企業と新会社設立

住友商事株式会社(8053)は、AMPIN Energy Transition Private Limited(インド、以下:AMPINエナジートランジション)と持ち株会社AMPIN C&I Power Private Limited を設立した。

新会社は、同国における再生可能エネルギー電源の開発および顧客企業に太陽光や風力など再生可能エネルギー由来の電力を供給するコーポレートPPA事業(※)の推進を目的としている。

住友商事は、大手総合商社。鉄鋼製品や非鉄製品の製造・航空機のリースをはじめ、さまざまな事業分野にてグローバルに事業を展開している。

AMPINエナジートランジションは、インドの再生可能エネルギー開発事業者。

目的

住友商事グループは、インドにおいて再生可能エネルギーの発電から顧客企業への直接供給まで、バリューチェーンを網羅するグリーン電力プラットフォーム事業開発を進めている。

新会社では、日系企業とのネットワークを活用して、現地参入している日系商工業者を中心とした新規顧客の開拓を通じ事業を拡大させ、今後数年間で1ギガワットの産業向け電力供給の達成を目指す。

住友商事がインドで再生可能エネルギー由来の電力を顧客企業へ供給する初めての事業となり、人口増加と経済成長に伴い急速に高まる同国のエネルギー需要に対応する。

新会社概要

・会社名:AMPIN C&I Power Private Limited
・所在地:インド・ニューデリー
・事業概要:インドにおける商工業事業者向け再生可能エネルギー電力供給事業
・株主構成:住友商事 49%、AMPINエナジートランジション 51%

※コーポレートPPA(Power Purchase Agreement:電力購入契約):企業が再生可能エネルギー電力を発電事業者から長期にわたって購入する契約。企業がCO2排出量削減に貢献できるエネルギー調達手法として注目されている。

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(提供:日本M&Aセンター

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