ワコールHD、社連結子会社の生産拠点を集約・再編へ

株式会社ワコールホールディングス(3591、以下「ワコールHD」)は、連結子会社である株式会社ワコールマニュファクチャリングジャパン(長崎県雲仙市、以下「WMJ」)の生産拠点を長崎と福井の2工場に集約・再編し、同時に福岡工場を株式会社リライエンス(富山県氷見市)に譲渡、及び熊本工場と新潟工場の操業停止を行うことを発表した。

WMJは、各種繊維品の縫製加工及び販売を行っている。

リライエンスは、補正下着、インナーウェア、スポーツ、介護衛生用品等の受託製造などを行っている。

背景・理由

ワコールHDは、2023年11月に抜本的な構造改革を行うことを発表し、サプライチェーンマネジメントの再構築や、コスト構造改革への取り組みと併せて、資本効率性の向上を実現するため、国内外の生産拠点のあるべき姿について議論を重ねてきた。

将来的な市場セグメントごとの需要予測とブランドポートフォリオ戦略に照らし、標準品質・コストの観点で競争優位性の高い海外工場を最大限に活かす。

生産比率を高める一方、細かい技術品質(高難度・小ロット)・納期(リードタイム)の観点では国内工場の適切な再編を実現することが不可欠とし、今回の決定に至った。

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(提供:日本M&Aセンター

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