本記事はこんな方におすすめ
・NFTゲームに興味がある! ・BrilliantCryptoってなに? ・NFTゲームを始めたいけど、どれをプレイしていいか分からない... |
数多くのタイトルが栄枯盛衰を繰り返すNFTゲーム市場ですが、その中でも最近特に注目を集めているのがBrilliantCryptoです。
BrilliantCryptoは、株式会社コロプラが子会社を作って運営するほど力を入れているゲームで、その新規性やユーザーフレンドリー性の高さから話題になっています。 同ゲームでは、プレイする際にスカラーシップ制度を使用して無料でプレイできたり、AIの活用やProof of Gamingなどの新技術を導入したりして、プレイヤー数が増加中です。
当記事では、BrilliantCryptoの特徴や始め方、実際のプレイヤーの評価などを織り交ぜながら解説します。
目次
【最新情報】ブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEO情報まとめ
BRIL(ブリリアンクリプトトークン)とは、BrilliantCryptoで使用されるトークンです。
ゲームエコシステムの基盤を構築することを目的としたトークンで、先日IEOが行われ話題になりました。
IEO(Initial Exchange Offering)とは
暗号資産取引所を通じて、プロジェクトがトークンを発行し資金調達を行う手法 |
IEOを通じて、多くの投資家やゲーマーにトークンを配布することで、ゲーム開発やマーケティングなどのプロジェクト資金を調達したと考えられます。
BRILの販売は、2024年5月27日の申し込み開始から、わずか13分で目標調達金額の15億2,000万円を達成し、最終的な申込金額は333億円になりました。
申し込み倍率は22.4倍を記録し、BRILの販売価格は当初の21.6円から、最高価格で99.66円を達成しました。これは初日の倍率として4.61倍に達しています。
BrilliantCrypto(ブリリアンクリプト)とは
タイトル | BrilliantCrypto |
リリース日 | 2024年6月17日 |
ゲーム内通貨 | BRIL |
対応OS | Mac、Windows |
公式サイト | https://brilliantcrypto.net |
BrilliantCrypto(ブリリアンクリプト)とは、国内企業が手がけるブロックチェーンゲームです。
プレイヤーは鉱山を掘り進み、鉱山の奥深くに眠る宝石や輝石を採掘します。
同ゲームでは、「Proof of Gaming」と呼ばれる従来のゲームにはなかったモデルを採用しています。これにより、デジタル上で価値を持つ本物の宝石を生み出し、社会的価値を創造する持続可能なゲームを目指しています。
BrilliantCrypto(ブリリアンクリプト)の特徴
BrilliantCryptoが注目される理由は幾つかあり、従来は存在しなかった様々な画期的な仕組みを導入している点が挙げられます。
・新モデル「Proof of Gaming」を導入 ・AIを活用し公平性を担保 ・スカラーシップ制度を採用 |
これらの特徴によって、従来のNFTゲームにありがちだった短所を解決、もしくは効率化を実現しています。下記で詳しく見ていきましょう。
新モデル「Proof of Gaming」を導入
BrilliantCryptoの大きな特徴として、NFTゲームにおける新しい概念である「Proof of Gaming」が挙げられます。
Proof of Gamingとは
ビットコインのコンセンサスアルゴリズムであるProof of Workを基にしたモデル。多くのプレイヤーがゲームをプレイすることでマイニングが行われる仕組み |
この仕組みの導入によって、プレイヤーがゲーム内で鉱山を採掘し、宝石やトークンを獲得できます。
ゲーム内資産の価値をProof of Gamingによって証明することで、これらをゲーム外メタバースに持ち込み、利用または売買できる可能性もあるでしょう。
Proof of Gamingは、デジタル資産の取引をより活発にして、デジタル世界での経済活動自体を活性化する可能性がある仕組みとして注目されています。
AIを活用し公平性を担保
BrilliantCryptoではAIを活用することで、より安定して自動化されたシステム運営や、ゲームプレイが実現されています。
例えば、AIを用いて大規模な採掘サイトを拡張することで、プレイヤーはより広大で多様な環境で採掘を行うことが可能です。
また、AIが採掘サイトの地形や、宝石の分布を生成することで、より偶発性に満ちた新鮮な体験をプレイヤーに提供できるでしょう。
こうした特徴によって、プレイヤーごとに最適化されたゲーム体験が可能になり、NFTゲームにおける体験性の向上が見込まれます。
スカラーシップ制度を採用
この他、ユニークな特徴としてスカラーシップ制度が挙げられ、これはゲームをプレイするために必要なNFTアイテムを貸し出す仕組みです。
多くのNFTゲームでは、プレイするために高額な初期投資が必要になりますが、スカラーシップ制度はこうした要素を緩和するためのものです。
例えば、プレイ時に必要になるピッケルを借りることで、よりコストをかけずに、より気軽に、誰でもゲームを始められるようになります。
この制度は、ゲームの持続可能性と新規プレイヤーの獲得に寄与する重要な要素として、NFTゲームの将来を考える際に重要な要素になるでしょう。
BrilliantCrypto(ブリリアンクリプト)の始め方
BrilliantCryptoは、以下の手順で始められます。
1. 公式サイトからダウンロードする 2. Coincheckで口座を開設する 3. ブリリアンクリプトトークン(BRIL)を購入する 4. つるはしNFTを購入する |
ゲームのインストール自体は簡単ですが、暗号資産口座やウォレットの作成などの手順が必要になるので、下記で詳しく見ていきましょう。
1.公式サイトからダウンロードする
まずはBrilliantCryptoの公式サイトから、お使いのOSに応じたバージョンをダウンロードしてインストールします。
方法は一般的なゲームと同じで、インストーラーのガイドに従って操作を行えば完了します。
ただし、途中でアカウント作成の際にメールアドレスやパスワードの設定が必要です。
2.Coincheckで口座を開設する
NFTゲームをプレイするには、事前に暗号資産を購入して、ゲーム内アイテムを入手する必要があります。
BrilliantCryptoの場合、ゲーム内トークンのBRILは、暗号資産取引所のCoincheckでのみ購入することが可能です。
一般的に、暗号資産取引所の口座開設には、本人のメールアドレスと本人確認書類が必要になります。
本人確認書類として利用できるもの
・免許証 ・パスポート ・マイナンバーカード |
併せて、暗号資産口座をゲームに紐づけるためには、MetaMaskなどの暗号資産ウォレットを作成する必要があります。
MetaMaskの場合、作成の際に12単語のリカバリーフレーズが発行され、これは紛失すると再発行が不可能であるため、確実に管理しましょう。
3.ブリリアンクリプトトークン(BRIL)を購入する
2024年6月17日より、Coincheck取引所でBRILの取り扱いが開始され、通常の暗号資産と同様に取引所で売買することが出来ます。
BRILを購入するために、まずは口座に日本円を入金する必要があります。
相場が変動しているので、自分が入金する金額がBRILで幾らに相当するのか確認しましょう。
日本円を入金したら、取引所の画面でBRIL/JPYのペアを選択し、希望するBRILの購入数量と価格を入力して注文を出します。
注文後、BRILの購入が完了した旨のメールが届きますが、これには取引量に応じて数分~数十分かかる場合があるので留意しましょう。
4.つるはしNFTを購入する
BrilliantCryptoでゲームをプレイするために必須になるのがつるはしNFTです。
これがないとゲームを開始できません。
つるはしNFTはCoincheckで購入することが可能で、基本的にはつるはしNFTを使って、鉱山で宝石や鉱石を採掘します。
各つるはしの平均価格は0.1ETH以下、日本円で約5万円以下と高額です。スカラーシップ制度を利用すれば無料で始められるので、購入が難しい方はそちらを検討してみましょう。
スカラーシップ制度を利用する際は、ゲームを起動し、ホーム画面から「GO MINING」を選択。スカラー募集一覧から条件に合うものを見つけます。
つるはしNFTはユーザー間で売買することが可能で、中には4TH、約200万円以上の価格で取引されているものもあります。
BrilliantCrypto(ブリリアンクリプト)の将来性
NFTゲームを始める際、そのタイトルの将来性は収益性に大きく影響してきます。BrilliantCryptoの将来性はどうでしょうか。
まず、同ゲームは株式会社コロプラの子会社が運営しているため、資金力や技術力の面で安定性があることは将来性を担保する要素です。
また、パリ・サン=ジェルマンFCとのパートナーシップ契約も結んでおり、大手企業のつながりも将来性を感じさせます。
Proof of Gamingという新しいコンセプトの導入や、将来的にはスマートフォン版が開発される可能性もあり、ゲーム自体の発展性がうかがえます。
一方で、NFTゲーム市場は競争率が高く、どれだけプレイヤーを獲得、維持できるかが、ゲームの将来性に最も大きく影響してくるでしょう。
ユーザーが長期的に楽しむことができ、かつ安定した収益性を担保できるかどうかも、プレイするに際して注視すべき点です。
BrilliantCrypto(ブリリアンクリプト)の評判・口コミ
BrilliantCryptoには既に一定数のプレイヤーがおり、プレイ後の感想やゲームの特徴などについて様々な意見が述べられています。
特に多い感想として、シンプルで面白いというという意見がある一方として、単純作業の繰り返しという評価もあります。
Brilliantcryptoしばらくやってみてますが、現在のレートで時給60円くらいかなぁ。ゲームとしてはかなりの単純作業だし労働としては割に合わない感じだしBRILも今のところどんどん下がってるみたいなんでこれだと続かないかもねぇ
— drkslper (@drkslper) June 21, 2024
宝石を探す楽しさに達成感を感じるプレイヤーもいますが、作業感が強いという声が多く、現時点では多くのプレイヤーにとって魅力的とは言えないようです。
また、収益性は相対的に低く、「時給60円くらい」「6時間で300円分のトークン」といった報告があり、多くのプレイヤーが「労働」や「作業」という印象を持っているようです。
Brilliantcryptoのテストプレイしてみた感想
— いっせい.lens⚔️CCP $Z (@hazime2021) December 16, 2023
めちゃくちゃ面白いってわけじゃないけど、マイクラでダイヤを探してる感じっていうか、プチプチをひたすらつぶしてるような感じで地味に面白い
コツコツやるのが好きな人に向いてそう。誰かとVCしながら出来たらいいな。リリース楽しみ@Brypto_Official pic.twitter.com/JQFXX18Oel
一方で、「私にぶっ刺さりのゲーム」といった肯定的な声もあり、総じて単純作業が好きな人には向いているゲームかもしれません。
BrilliantCrypto(ブリリアンクリプト)に関するQ&A
BrilliantCryptoを始める際に、以下のような疑問を持つ方も多いと思います。
・スマホでもプレイできる? ・プレイするのに必要なスペックは? ・つるはしNFTについて詳しく教えて |
特に必要スペックや、基本アイテムであるつるはしNFTに関する知識は重要なので、下記で詳しく見ていきます。
BrilliantCryptoはスマホでもプレイできる?
現時点で、BrilliantCryptoはPCでのプレイのみに対応しており、スマートフォンでのプレイには対応していません。
ですが、ネット上では、2024年秋ごろにスマートフォン版が発表されるとの噂も出ており、今後の展開が注目されます。
プレイヤー数と、暗号資産の取引量が増えるにつれてゲームのニーズが高まれば、モバイル版の開発を求める声も大きくなるでしょう。
BrilliantCryptoをプレイするのに必要なスペックは?
BrilliantCryptoはWindows、Macの両方でプレイが可能で、必要スペックは以下の通りです。
OS | Windows 10/11 (64bit)、macOS 11 Big Sur |
プロセッサー | Intel Core i5(7世代以降) |
メモリ | 8GB RAM |
グラフィックス | HD Graphics 630同等以上 |
スペック的には高水準ではないので、MinecraftやFortniteなどが普通にプレイできるPCであれば、問題なく動作するでしょう。
ただし、macOSでプレイする場合は、OSのバージョンと整合性が取れているかどうか、事前に確認することをお勧めします。
BrilliantCryptoのつるはしNFTについて詳しく教えて
上記でも触れたつるはしNFTは、BrilliantCryptoをプレイする際に中心的な役割を果たし、プレイヤーの戦略や収益に大きく影響します。
つるはしはゲーム内で使用されるNFTアイテムで、このつるはしを使って、プレイヤーはゲーム世界で宝石を採掘します。
各つるはしには4つの主要パラメーターがあり、採掘力、耐久性、速度、幸運の4つの軸で、つるはしの性能が評価されます。
また、BRILトークンを使用して、つるはしのレベルアップや修理を行うことも可能で、カスタムしたつるはしは価値あるNFT資産として、プレイヤー間で取引できます。
【まとめ】BrilliantCryptoの特徴や始め方、将来性
BrilliantCryptoは、つるはしを使って宝石や鉱石を採掘するNFTゲームで、採掘した鉱石はNFTに紐づけられて価値を持ちます。
他のNFTゲームと似ているように見えますが、同ゲームではAIの積極的な活用や、Proof of Gamingなどの新しい概念を導入していることで話題になっています。
実際、独自トークンのBRILはIEO開始直後に目標額を達成するなど、高い注目度を得ており、ゲーマーや投資家の間でも注目されているタイトルです。
一方、現時点ではプレイ性に面白味が欠ける、収益性が低い、といった声も多く、まだ多くのプレイヤーのニーズを満たす段階には至っていないようです。
それでも、従来のNFTゲームの枠を拡張する点をいくつも有しているという点で、今後のNFTゲームのあり方に影響を与え得るタイトルと言えるでしょう。