三井E&S造船、三井造船昭島研究所の全株式取得

常石造船株式会社(広島県福山市)は、グループである三井E&S造船株式会社(東京都港区)が、株式会社三井造船昭島研究所(東京都昭島市)の全株式を取得したと発表した。

常石造船は、船舶の建造、修繕などを行っている。

三井E&S造船は、船舶の設計やエンジニアリング並びに操船装置の開発などを行っている。

三井造船昭島研究所は、水槽施設と風洞施設を有する流体力学を中心とした船舶・海洋分野における研究所。

目的

本件にて常石グループは、従来、三井造船昭島研究所で行ってきた自動・自律運航技術研究の活性化とともに幅広い水槽試験、風洞試験を実施できることになる。

流体設計分野での増強を実現し、商品開発・競争力の向上を狙う。

また、三井造船昭島研究所の特徴である潮流水槽などを使用することで、洋上風力発電や波力発電設備の開発、船舶および海洋構造物の係留解析技術など船舶建造以外の新たな領域への参入機会の増加も見込む。
(提供:日本M&Aセンター

無料会員登録はこちら