ヤマトホールHD、グローバル・ブレインと共同でCVCファンド「KURONEKO Innovation Fund 2号」を設立

ヤマトホールディングス株式会社(9064、以下「ヤマトHD」) は、グローバル・ブレイン株式会社(東京都渋谷区)と共同で、コーポレートベンチャーキャピタルファンド(以下「CVCファンド」)「KURONEKO Innovation Fund 2号」(以下「KIF2号」)を、2024年5月15日(水)に設立した。

ヤマトHDは、株式を所有する事業会社の経営管理を行う。グループにて、「宅急便」など各種輸送に関わる事業を行っている。

グローバル・ブレインは、大手独立系ベンチャーキャピタルである。

背景および目的

ヤマトHDは、2020年4月にグローバル・ブレインと共同で、物流および関連市場における成長モデルの創出やオープンイノベーションの加速を目的に、CVCファンド「KURONEKO Innovation Fund」を設立した。

「KURONEKO Innovation Fund」ファンドでは、有望なテクノロジーやビジネスモデルを保有し、ヤマトHDとの協業可能性や事業分野の成長性が見込める国内外のスタートアップ企業14社へ分散投資を行っている。ポートフォリオを様々な分野で構築するとともに、投資先の企業が保有するテクノロジーやビジネスモデルなど、幅広い知見を得ることで、相互の事業成長につながっている。

また、ヤマトグループは「持続可能な未来の実現に貢献する価値創造企業」を2030年の目指す姿として定め、2024年2月に中期経営計画「サステナビリティ・トランスフォーメーション2030 ~1st Stage~」(以下「SX2030 ~1st Stage~」)を策定。「SX2030 ~1st Stage~」では、持続可能な未来の実現に貢献するため、多種多様なパートナーとともに、イノベーションを起点とした「新たな物流」「新たな価値」の創造を目指している。

今回、「SX2030 ~1st Stage~」の実現に向けて、ヤマトHDにおけるオープンイノベーションをさらに加速させるべく、KIF2号を設立した。

KIF2号では、ファンド規模を80億円とし、「SX2030 ~1st Stage~」で掲げる環境戦略の推進を支える気候テック(Climate Tech)など、新たな領域を投資対象に加える。さらに、投資対象ステージを拡大し、社会課題への解決やヤマトHDの事業と親和性が高くシナジーが見込める企業でポートフォリオを構築していく。

本ファンドについて

登記上の名称:YMT-GB2号投資事業有限責任組合
      (英文表記:KURONEKO Innovation Fund II L.P. )
運用総額  :80億円
運用期間  :10年間

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(提供:日本M&Aセンター

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