吉野家HD、ラーメン店向け商材製造の宝産業を買収

株式会社吉野家ホールディングス(9861、以下「吉野家HD」)は、2024年4月26日開催の取締役会において、宝産業株式会社(京都府京都市)の全株式を取得し子会社化することを決議し、株式譲渡契約を締結した。

吉野家HDは、牛丼チェーンの吉野家、はなまるうどんなどのブランドを有する、外食事業を中心とした企業グループ。

宝産業は1970年に京都で創業し、ラーメン店向けの麺・スープ・タレなどの関連商品の開発や製造を手がけている。現在、国内には京都工場、関東工場を持ち、海外ではアメリカ、フランス、タイ、インドネシア、フィリピンに拠点を有し、事業展開を拡大している。

株式取得の理由

吉野家HDは、今後の事業ポートフォリオ戦略において、ラーメン事業を次なる柱と位置付けており、中期経営計画(2022年度~2024年度)の3年間で成長の基盤づくりを進めている。

オリジナリティのある高品質なラーメン商材に特化した宝産業をグループに加えることで、吉野家HDのラーメン事業のバリューチェーンの更なる強化に繋がることが期待されている。
また、宝産業にとっても吉野家HDグループの経営資源の活用や共通購買による調達コストの最適化等のシナジーを享受することで、今後の一層の成長が期待できる。

吉野家HDグループは、今回の株式取得により宝産業を傘下に加えることで、ラーメン事業の収益基盤の強化・拡大を図り、更なる企業価値の向上を目指していくとした。

取得株式数及び取得前後の所有株式の状況

① 異動前の所有株式数:0株(議決権所有割合:0.0%)
② 取得株式数:宝産業の発行済株式の全て(決議権の割合:100.0%)
③ 異動後の所有株式数:12,000 株(議決権所有割合:100.0%)

日程

① 吉野家HD取締役会決議日:2024年4月26日
② 契約締結日:2024年4月26日
③ 譲渡実行日:2024年5月1日(予定)

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(提供:日本M&Aセンター

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