九州電力、新たなグループ体制の検討を開始へ

九州電力株式会社(9508)は、九電グループが国内電気事業の更なる成長を追求しながら、成長事業のより一層の発展を促し、経営ビジョンの達成につなげていくため、成長事業の分社や単独株式移転による持株会社の設置なども選択肢の一つとして、新たなグループ体制について検討を開始することを発表した。

九電グループは、国内電気事業、海外事業・その他エネルギーサービス事業、ICTサービス事業都市開発・まちづくり、インフラサービスなどの事業を行う。

・検討の背景
九電グループは、2019年6月に『九電グループ経営ビジョン2030』を策定し、国内電気事業と成長事業の両輪で地域・社会とともに発展・成長していくことを目指す。 国内電気事業を取り巻く事業環境は、電源の低・脱炭素化や電化の推進といったカーボンニュートラルの実現に向けた取組みの加速や、相次ぐ九州への企業進出など、事業機会の拡大が見込まれる一方で、至近の燃料価格高騰など、不確実性も高まっている。

新たなグループ体制の検討を通じて、経営機能の強化 グループ全体最適視点での経営資源配分や、グループガバナンスの高度化を図る。
各事業の自律経営の推進 事業会社の責任・権限の下、それぞれの事業環境・特性に応じた事業活動を行うことで、各事業の競争力強化につなげる。

・今後の予定
具体的な体制、スケジュールなどの詳細については、今後検討を進めていく。

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(提供:日本M&Aセンター

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