ブーム到来,オレンジワイン
(画像=vcvadim/Shutterstock.com)
大西タカユキ
大西 タカユキ(おおにし・たかゆき)
ワインプロデューサー。葡萄が苦手にもかかわらずワイン輸入業者に入社。そこでワインの魅力に目覚めてヨーロッパ各地のワイナリーを訪問して経験を積み、2011年に独立。ワインと料理のペアリングメディア&通販「レモンタージュ 」の運営、飲食店プロデュースなどを通じて「日本にただ一人のワインプロデューサー」として活動中。また、茶道、書道、音楽、アートなど、様々な業界とワインのコラボイベントを実現し「ワイン界の異端児」と呼ばれている。

「日本でたった一人」のワインプロデューサー大西 タカユキです。ビジネスが円滑になるワイン講座、第4回目です!さぁ、始めましょう!

オレンジから造られるのがオレンジワイン?

ワインが大好きな経営者のAさんとの会話の一コマ。

Aさん「君は、どんなワインが好きだね?」
私「ええと、ワインにはあまり詳しくなくて•••」
Aさん「私は、オレンジワインが大好きでねぇ。」
私「え?オレンジのワイン??」

オレンジワインに出会う前の方は、よくこんな会話を体験します。

実は、今世界中でオレンジワイン旋風が吹き荒れています。オレンジワインは、あのオレンジから造られたワインなのでしょうか?オレンジ(色の)ワインです。オレンジワインは、オレンジから造られたワインではなくてオレンジ色のワインのことです。

オレンジワインは白ワインの一種ですが、醸造方法が白ワインとは少し違います。白ワインは、白ぶどうの果汁だけを発酵させますので、当然ワインにほとんど色が付きません。それに対してオレンジワインは、白ぶどうを丸ごと皮や種も一緒に発酵させます。白ワインなのに皮や種から色が付き、渋み成分も抽出されるので、オレンジ色や琥珀色で渋みもある個性的なワインに仕上がります。

古くて新しいワイン、それがオレンジワイン!