デジタルガレージ、りそなグループとの資本業務提携を強化

株式会社デジタルガレージ(4819)と株式会社りそなホールディングス(8308、以下「りそなHD」)は、2022年11月に締結した資本業務提携のさらなる強化について合意した。両社は、決済事業・次世代Fintech事業の提携強化に加え、新たにスタートアップ投資とオープンイノベーション事業の協業を開始する。

なお、本提携強化に伴い、りそなHDは、デジタルガレージの第三者割当による自己株式処分と市場買付を通じ、DG株式の10%程度の追加取得を予定する。

デジタルガレージは、決済プラットフォーム事業を軸に、Fintech/DXの新規事業開発やマーケティング、スタートアップ投資事業を展開する。

りそなHDは、銀行持株会社として、属する銀行持株会社グループの経営管理およびこれに付帯または関連する一切の業務等を行う。

デジタルガレージとりそなHDは、2022年11月締結の資本業務提携のもと、決済事業を軸とした両グループ間の協業を拡大する中、本提携強化により経営資源のさらなる融合を図り、双方の中期経営計画の注力事業として共に掲げる、決済事業の強化・シェア拡大と、金融・DXサービス等の次世代Fintech事業の成長加速を通じて、便利で安心・安全なキャッシュレス社会の実現に貢献する。

・資本業務提携強化の主な内容 
1.決済事業:りそな決済サービスを中核とした一体営業体制を通じ、りそなグループの法人顧客50万社へ決済サービスを提供
2.次世代Fintech事業:多様化する顧客ニーズに応える次世代Fintechサービスを共同開発し、両社の顧客向けに提供
3.スタートアップ投資とオープンイノベーション事業:投資ファンドの共同運営と先進技術・ビジネスモデル取込による成長加速

・自己株式処分による調達資金の使途 デジタルガレージは、第三者割当による自己株式の処分を通じて調達した資金を、RKSを含む決済事業強化に向けたM&A資金や、次世代Fintech事業に対する新規事業投資、決済システム基盤の強化に向けたシステム開発投資に活用する。また、当該決済システム基盤を外部決済事業者に提供する 「プロセシング・プラットフォーム事業」 を新たに展開する。

デジタルガレージは本提携を通じて、決済事業に加えて、法人向け金融事業やEC事業、購買データを活用したマーケティング事業、顧客課題を解決する多様な金融・DXサービスの展開を強化する

・第三者割当による自己株式処分の概要
払込期日: 2024年1月9日(火)
取得株式数: 普通株式2,500,000株
取得価額: 1株につき3,660円
取得価額の総額: 金9,150,000,000円
取得方法: 第三者割当の方法による。
処分予定先: りそなホールディングス株式会社

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(提供:日本M&Aセンター

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