日本生命、介護最大手ニチイHDを2,100億円で買収へ

日本生命保険相互会社(大阪府大阪市)は、Bain Capital Private Equity, LP が投資助言を行うファンドが間接的に保有するBCPE Color Cayman, L.P.およびColor Cayman Investments,LLC等との間で、株式会社ニチイホールディングス(9792)の全株式を保有する株式会社BCJ-43の発行済株式99.6%分を取得することについて、2023年11月28日付で合意した。

買収金額は約2,100億円を予定しており、日本生命保円の手元資金で対応する。今後本件について、関係当局等の認可・承認手続きを進めていく。

日本生命保険は、個人および企業向け各種保険の引受・保全サービス、有価証券投資・貸付・不動産投資など受託資産の運用、付随業務を行う。
ニチイホールディングスは、医療事務受託、介護、保育事業を行うグループ。介護事業最大手のニチイ学館を傘下に有する。

・株式取得の背景・狙い
日本生命保険とニチイホールディングスは、1999年の業務提携以降、子育てや介護を主体とする「ライフケア」分野をはじめ、幅広い領域で協業してきた。
本件を通じた既存事業の活性化や生産性・持続性向上により、これまで以上に顧客へ提供する安心の拡大、あらゆる世代が安心して暮らせる社会の実現を目指す。

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(提供:日本M&Aセンター

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