マニアが選ぶ山梨県のオススメ道の駅12選！ 風光明媚な景色を楽しめ、絶品グルメも味わえる山梨県の道の駅をご紹介

皆様は普段、道の駅を目的にドライブをすることはありますか？ 道の駅と聞くと郊外のイメージがあり、都心部にお住まいの方にはあまり馴染みのない場所かもしれません。

しかし、都心部からも少し車を走らせるだけで、地域独自の特産品・名産、そして雰囲気に出会うことができる場所、それが道の駅です。今回は、首都圏にお住まいの方にも気軽に道の駅の魅力に触れてもらうべく、関東からのアクセスが良い山梨県のオススメ道の駅を紹介します。

現在、山梨県には21の道の駅があります。山梨県の道の駅には、富士山をはじめとした雄大な自然を眺めることができたり、魅力的な山梨のグルメを手軽に味わえる魅力があります。ドライブやクルマ旅で是非訪れてほしい、グルメや見どころ等をピックアップした山梨道の駅オススメ12選を、道の駅マニアの私がご紹介いたします。

巨大なタケノコがお出迎えする道の駅「とみざわ」

南部町にある道の駅「とみざわ」。巨大なタケノコのモニュメントが出迎えてくれる道の駅です。直径4m、高さ13.5mという巨大なタケノコのモニュメントが示す通り、タケノコがたくさん味わえる道の駅です。

お食事処では、タケノコを使ったハンバーガー、タンメンがあり、竹の器を使った定食も味わうことができます。ただタケノコ以外にも、近くの清流で育った鮎の塩焼き等、南部町をはじめとした山梨県のグルメを手軽に堪能できる道の駅というところが、一番のオススメポイントです。

個人的に、とみざわの看板商品と感じているのが、タケノコの食感がしっかりと残っている「竹の子まんじゅう」です。

見た目が可愛いタケノコですが、おまんじゅうなので中には甘く煮たタケノコと白あんが入っているユニークな和菓子です。アップルパイに似た食感で、タケノコがまんじゅうの味のサポートをしていて美味しいです。

旅の思い出にもなり地域の名産を活かした商品なので、お土産としてもぜひ購入してみてはいかがでしょうか？

道の駅「とみざわ」（南部町）

・施設情報ページ：https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/yamanashi/post_516/
・公式HP：https://michinoeki-tomizawa.jp/

マグロとお茶を堪能できる山梨最新の道の駅「なんぶ」

道の駅「なんぶ」は、中部横断自動車道「南部IC」を降りて1分でアクセスできます。南部茶をテーマにした「食のテーマパーク」をうたっているのが、この道の駅の特徴です。

直売所では、南部茶のプリン、ふりかけ、クッキーなどを購入できます。南部茶は試飲ができるので、ドライブの休憩にピッタリの道の駅です。ドッグランや授乳室がある道の駅なので、愛犬連れや小さなお子様連れの方でも利用しやすい環境を作ってくれています。雰囲気もとても良い道の駅です。

お食事処も主役は南部茶です。南部茶を使った蕎麦、パフェ、モンブランなどに舌鼓を打つことができます。

ちなみに山梨県は海に面していない県ですが、実はマグロの消費量が全国二位という側面を持っています。そんな県民性ゆえか、マグロ丼や3種類のトロが山積みになった「トロとろとろ丼」が人気ナンバーワンメニューのようです。

トロとろとろ丼のオススメの食べ方は、最後に濃厚焼津マグロ出汁をかけてのお茶漬けです。2018年開業とまだ新しい道の駅である「なんぶ」。少し贅沢な食事を楽しみに訪れてみてはいかがでしょうか？

道の駅「なんぶ」（南部町）

・施設情報ページ：https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/yamanashi/nanbu/
・公式HP：https://www.michinoeki-nanbu.com/
・山梨県の道の駅一覧：https://www.mobilitystory.com/michinoeki/yamanashi/

東京ドーム11個分という巨大施設の中に入っている珍しい道の駅「みのぶ」

道の駅「みのぶ」は、広大な敷地面積を持つ「山梨県 富士川クラフトパーク」内にあるという珍しい道の駅です。東京ドーム11個分という敷地の中には巨大迷路、バラ園、切り絵美術館等が存在しており、道の駅もその一部として機能しています。

道の駅がある身延町の観光地やオススメスポットの情報を知ることができ、直売所では、名物のみのぶまんじゅうや名産の生ゆばを購入することができます。また、戦国時代からこの町に伝わる「西川和紙」の製作販売もしています。

西川和紙は厚みと丈夫さが特徴的で、和紙を使ったコースター、置物、ハガキはとても重宝されています。また、道の駅では、手漉き和紙のハガキ作り体験もしており、小さな子供や大人だけでなく、海外の方からも人気の体験となっていて注目されています。

そして、ふれあい交流館では期間限定で様々なテーマの展示品を観賞することができます。私が訪れた時は、とても美しい盆栽の展示が行われていました。

道の駅に遊びに行って、自分の知らない世界のクオリティの高い作品に気軽に触れられる。そんなところも道の駅「みのぶ」の魅力の一つと言えるのかもしれません。

道の駅「みのぶ」（身延町）

・施設情報ページ：https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/yamanashi/post_531/
・公式HP：https://www.michinoekiminobu.jp/
・山梨県の道の駅一覧：https://www.mobilitystory.com/michinoeki/yamanashi/

富士山の絶景に、富士山のふもとで育ったキャベツが美味しい道の駅「なるさわ」

鳴沢村にある道の駅「なるさわ」は、富士山が目の前にくっきり見える道の駅です。鳴沢村には鳴沢氷穴をはじめとした氷穴や風穴が存在していて、夏でも比較的涼しい場所として知られています。

なるさわには、直売所とレストラン、そして入場無料の富士山博物館があります。博物館の中には、恐竜のモニュメントや富士山の鉱山やジオラマがあり、無料だからと気軽に入ってみると、「思っていたよりも長い時間滞在していたな」となること間違いなしの充実度です。

オススメは、直売所で売っている鳴沢村の昼夜の寒暖差を利用して育ったキャベツ。とにかく美味しいです。7月から11月の間で味わえる究極に甘いキャベツもオススメですし、冬の時期は畑で凍って甘みが増した「凍みキャベツ」が12月以降並ぶことがあるみたいです。

富士山の景色に、絶品キャベツを求めて訪れてみてください。

道の駅「なるさわ」（鳴沢村）

・施設情報ページ：https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/yamanashi/post_518/
・公式HP：https://www.ja-narusawamura.or.jp/michinoeki/
・山梨県の道の駅一覧：https://www.mobilitystory.com/michinoeki/yamanashi/

珍しいホットドックがオススメの道の駅「甲斐大和」

国道20号線沿いにあり、東京へ向かうドライバーに重宝されている道の駅が甲州市にある「甲斐大和」です。蕎麦切り発祥の地として知られていて、店内では職人の手打ち蕎麦を提供してくれます。

他にも、軽食コーナーではボリューミーな甲州カツ丼やチキンカツ丼などがあり、手軽にお食事を済ませたい方にも嬉しい道の駅です。

個人的にすごくオススメしたいのが、この地域で「うらじろ」と呼ばれる山菜を使った軽食。軽食コーナーで食べられるうらじろを練りこんだ生地をソーセージに巻いている「うらじろドック」です。食感はもっちりとしていて、香り豊かな生地がソーセージによく合います。トッピングに砂糖醤油とチリソースが付いてきて、どちらもよく合います。

売店では、うらじろを使ったまんじゅうや麺も販売されているので、甲斐大和に立ち寄った際は是非テェックしてください。

道の駅「甲斐大和」（甲州市）

・施設情報ページ：https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/yamanashi/post_517/
・公式HP：https://kaiyamato.com/
・山梨県の道の駅一覧：https://www.mobilitystory.com/michinoeki/yamanashi/

バイク乗りが沢山立ち寄る道の駅「どうし」

道の駅「どうし」はバイクでツーリングが好きなライダーさんの聖地となっている道の駅です。道の駅の前の道路が関東でも人気のツーリングスポットとなっていて、道の駅には沢山のバイクが停まっています。

道志村の代名詞とも言える天然水はとても綺麗で、道の駅の裏手に流れている道志川にかかっている橋からは、清流と山と道の駅を見ることができ、とても落ち着いた雰囲気の中でゆっくりした時間を過ごせます。

もう一つ、この道の駅の特徴は、村の清流が育んだクレソンを手軽に味わえることです。クレソンと聞くと、付け合わせのイメージがあると思いますが、道の駅どうしではクレソンを使ったまんじゅう、羊羹、パスタが販売されています。

レストランではクレソンケーキ、クレソンジュースと言った、他ではお目にかかれないクレソン料理を堪能できます。

道の駅「どうし」（道志村）

・施設情報ページ：https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/yamanashi/post_523/
・公式HP：https://www.michieki-r413.com/
・山梨県の道の駅一覧：https://www.mobilitystory.com/michinoeki/yamanashi/

穴場の紅葉スポットとしてもオススメの道の駅「かつやま」

富士五湖の一つ河口湖のほとりに位置している道の駅「かつやま」は、穴場の紅葉スポットとしてオススメです。道の駅からも紅葉が楽しめ、道路を挟んですぐの芝生公園も赤く染まります。

道の駅の2階部分から紅葉と河口湖を眺めることができるのが、道の駅かつやまの大きな魅力です。

かつやまでは、糸井重里さんが絶賛したという「イトリキカレー」がお食事処で食べられ、直売所ではお土産で購入ができます。従来のカレーとは違った食感と味わいで、旅の思い出に一度食べていただきたいです。

道の駅から山梨県の有名な紅葉スポット「紅葉回廊」へも、クルマで15分程度。道中も、紅葉の中を走って向かうことになります。

段々と見えてくる富士山はとても綺麗で、紅葉回廊も圧巻の景観を誇りますので、かつやまに訪れた際は、是非一緒に訪れてみてはいかがでしょうか？

道の駅「かつやま」（富士河口湖町）

・施設情報ページ：https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/yamanashi/post_524/
・公式HP：http://www.katuyama.info/station/

山梨名物！ 吉田のうどんが食べられる道の駅「富士吉田」

道の駅「富士吉田」は、中央自動車道「河口湖IC」から車で10分ほどの場所に位置しています。富士山が奇麗に見える道の駅で、富士山ドーム館という施設があったり、富士山の伏流水を無料でくむことができ、富士山の魅力を感じられます。

富士吉田市の名物、日本一硬い麺を使っていると評される「吉田のうどん」を、道の駅のフードコートで味わうことができます。甘辛く似た馬肉とキャベツがトッピングされたダシの効いたうどんは、あっという間に間食してしまう美味しさです。

更に、「mont-bell（モンベル）」、「キッズランド」といった施設も道の駅に併設されているので、家族で一日楽しめる道の駅としてもオススメです。

道の駅「富士吉田」（富士吉田市）

・施設情報ページ：https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/yamanashi/post_527/
・山梨県の道の駅一覧：https://www.mobilitystory.com/michinoeki/yamanashi/

絶品カレーがオススメの道の駅「南きよさと」

道の駅「南きよさと」は、高原リゾート地として知られる清里の玄関口で、リゾート目的で訪れた際の立ち寄りにオススメの道の駅です。

南きよさとの最大の特徴は、道の駅が山麓エリアと山頂エリアに分かれていて、ケーブルカーを利用して移動をすることです。ケーブルカーで山頂エリアに登ると、色とりどりの花が咲いていて、ピサ作りの体験施設が用意されています。

山麓エリアには、直売所とレストランがあり、新鮮な野菜、漬け物、ワインなどが揃っています。オススメのグルメは、アメリカ人のポール・ラッシュ氏が収穫祭の際に振る舞ったという「清里カレー」です。

トッピングにソーセージやベーコンを追加でき、ボリューミーで辛さを感じられるカレーです。

レストランからは池を眺めることができて、カモが泳いでいる姿を食事しながら眺めることができます。とても穏やかな雰囲気になれるのも、南きよさとの魅力です。

道の駅にはRVパークも設置されているので、車中泊にもおすすめの道の駅です。

道の駅「南きよさと」（北杜市）

・施設情報ページ：https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/yamanashi/post_528/
・車中泊ができる全国の道の駅一覧：https://www.mobilitystory.com/michinoeki/slept/

人気ベーカリーがオススメの道の駅「こぶちざわ」

道の駅「こぶちざわ」も、山梨県北杜市にある道の駅です。すぐ先は長野県という立地で、長野県の道の駅「信州蔦木宿」まで車で約10分という距離です。

標高1,000mに位置している道の駅で清らかな水と空気、自然の恵みをたくさん受けた自慢の野菜が購入できる直売所がオススメです。

清らかな水が魅力の北杜市、道の駅では地元産の小麦粉使用の生地を店内で作って焼いたベーカリーがオススメです。動物性食品を使わないオールヴィーガンのパンは男性のファンも多いと評判です。また、道の駅には地元で採れた野菜や果物を使ったジャムも販売しているので、パンと合わせて購入するのがオススメです。

温泉や足湯に入れる道の駅でもあるので、ドライブの疲れも癒すことができる素敵な道の駅です。

道の駅「こぶちざわ」（北杜市）

・施設情報ページ：https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/yamanashi/post_530/
・公式HP：https://mkobuchisawa.jp/
・山梨県の道の駅一覧：https://www.mobilitystory.com/michinoeki/yamanashi/
・温浴施設が併設されている全国の道の駅一覧：https://www.mobilitystory.com/michinoeki/hot-spring/

絶品ピザと本格アスレチックで遊べる道の駅「こすげ」

小菅村に位置する道の駅「こすげ」は、東京都奥多摩町に面している道の駅です。直売所、レストラン、温泉、本格アスレチック施設フォレストアドベンチャーが設置されている道の駅で、アクティビティを目的に訪れても満足できる道の駅です。

自然豊かな場所にある道の駅のため、直売所ではこんにゃく、川魚、キノコ類、ジビエ、木々や鹿の角の工芸品などが揃い、山々の恵みを感じます。

レストランでは、小菅村の新鮮野菜を使ったイタリアンが食べられます。特にオススメなのが、本格石窯で焼き上げた「ヤマメのアンチョビピザ ヒラタケのクリーム」です。生地はモッチリとして、とろけるクリームとアンチョビの塩辛さがマッチし、ほほが緩むほどに美味しいです。

道の駅のグルメの中でも、本気でオススメできるイタリアンです。ぜひ食べてください。

道の駅「こすげ」（小菅村）

・施設情報ページ：https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/yamanashi/post_534/
・公式HP：http://kosuge-eki.jp/

秘境温泉に入れる道の駅「たばやま」

道の駅「たばやま」も東京都奥多摩町に面していて、八王子市から1時間30分ほどというアクセスで、奥多摩からもバスが出ています。すぐ隣が東京とは思えない静けさと自然の豊かさが魅力の道の駅で、道の駅ではジビエを使ったハンバーガーやカレーを食べることができます。

また、温泉施設がある道の駅のため、温泉に浸かって旅の疲れを癒すことができます。

丹波山村の方言でつるつる、すべすべを意味する「のめこい湯」は、日替わりで洋風、和風のお風呂が男女入れ替わるので、訪れた日によって違う気分を味わうことができます。東京の喧騒を忘れ、旅で日々の疲れを癒したい方には絶好の温泉です。

アクセスが良いので、東京都内の方は日帰りドライブで訪れるのもオススメです。

道の駅「たばやま」（丹波山村）

・施設情報ページ：https://www.mobilitystory.com/michinoeki/detail/yamanashi/post_532/
・山梨県の道の駅一覧：https://www.mobilitystory.com/michinoeki/yamanashi/
・温浴施設が併設されている全国の道の駅一覧：https://www.mobilitystory.com/michinoeki/hot-spring/

都心からのアクセスが良く、クルマ旅でリフレッシュできる山梨県

私のオススメする山梨県の道の駅を紹介させていただきました。山梨県は東京からのアクセスが非常に良く、富士山をはじめとした山々の景色、壮大な自然の豊かさ、独自のグルメ、温泉と言った各道の駅が持つ魅力を味わうことができます。

中部横断自動車道の開通によって静岡県からもアクセスが良くなったため、目的地としても立ち寄り地としても楽しめる場所だと思います。

富士五湖の綺麗さ壮大さ、そしてそびえ立つ富士山の景色も山梨県を訪れる理由としては十分ではないでしょうか。富士山の雄大な景色を見るために、私も山梨県に何度も訪れています。

ぜひ山梨県へお出かけの際は、ご紹介した道の駅巡りも楽しんでみてください。

■著者プロフィール、この著者のこれまでの記事は：https://www.mobilitystory.com/article/author/000022/