ヤマニ味噌は9月2日、創業136年目ではじめての「ヤマニ味噌蔵まつり」を千葉県佐倉市の本社で開催した。
目玉企画のみその詰め放題には開場前から長蛇の列ができた。みその詰め放題に使用されたみそは、通常販売されていないイベントのために特別にブレンドされたみそで、ヤマニ味噌の自慢の味を最大限にアピールした。当日は、午前と午後の部合わせて600kgのみそを用意していたが、最終的には1000kgがあっという間に来場者の笑顔と共に持ち帰られた。
みその詰め放題会場では、大きな木桶やヤマニ味噌の歴史を紹介した印刷物や看板などが展示されたほか、大豆、米、塩とみその原材料には国産を使用していることを説明して、ヤマニ味噌のみそは安全で安心であることを訴求した。
会場では、甘酒やきゅうりにみそを乗せたおつまみが振舞われたほか、子ども向けにお菓子のつかみ取りを開催するなど、家族連れでも楽しめる内容とした。また、LINEアプリで同社を友だち追加すると、もれなくみそ200gがプレゼントされた。
ヤマニ味噌の藤川茂専務は、「みそを作る場所が見えて、作る人が見えて、製法が見える。開かれたヤマニ味噌を今後も目指したいという想いから今回のイベントを企画した。昔ながらの木桶でつくっていることを皆さんに見ていただきたい。また、新入社員も入り、社内的にも機運が高まっている時期だったので、イベントの実施を決めた」とし、自分の中で温めていたイベントが実現できたことを喜んだ。
〈大豆油糧日報2023年9月5日付〉