株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングス(2884)は、株式会社ワイエスフーズ(北海道茅部郡)の発行済株式70%を取得し、子会社化することを決定した。
ヨシムラ・フード・ホールディングスは、後継者不足などの問題を抱える中小食品企業のグループ化により、各社が持つノウハウや人材活用の支援を行っている。
ワイエスフーズは、水産加工製造業(ほたて貝柱、いくら醤油漬、いかそうめん、たこ刺し、つぶわさび等)を行っている。
ヨシムラ・フード・ホールディングスは、本件M&Aによりワイエスフーズをグループ化することで、海外を中心に需要拡大を見込む北海道産ホタテを調達する権利、加工する技術と生産設備、輸出に必要となる品質認証を獲得でき、マルキチとの協業や、シンガポールを中心とした海外販路やネットワークを組み合わせ、ワイエスフーズのさらなる業績拡大の可能性を見込み、株式取得に至る。
また、ワイエスフーズとマルキチを中核企業とし、北海道の水産およびその他食品企業のグループ化を促進することで、さらなるマーケットシェア拡大や設備投資による競争優位性の確立を目指し、北海道における食品事業の拡大に向けて取り組む。