2023年8月、千葉県、奈良県、大分県にそれぞれ1駅、山形県に2つの道の駅が新たに登録されることが発表され、全国の道の駅の数は合計で1,209駅になることが決定しました。
新たに追加登録され、2023年の秋から2024年のオープンが予定されている道の駅名と場所は、下記の通りです。
・山形県最上町:「もがみ」
・山形県山形市:「やまがた蔵王(ざおう)」
・千葉県館山市:「グリーンファーム館山(たてやま)」
・奈良県奈良市:「クロスウェイなかまち」
・大分県大分市:「たのうらら」
2023年8月時点で予定されている各道の駅の施設情報とオープン予定時期を、イメージパースとともにご紹介します。
【山形県】道の駅「もがみ」
道の駅「もがみ」は宮城県、秋田県に面している山形県最上町の国道47号線沿いに新たにオープンする道の駅で、2023年中のオープンが予定されています。
最上町の観光協会がコンシェルジュとなり、周辺の観光やイベント、体験などの情報を提供。観光案内や物販施設等に加えて、地元の方を含む様々な方が目的に合わせて利用できる交流スペースも設置されます。
「もがみ」施設情報
■住所:山形県最上郡最上町大字志茂字柳ノ原1469番地50
■施設:駐車場54台、トイレ22器、情報提供・休憩施設、観光案内所、ベビーコーナー、非常用電源、公衆電話、公衆無線LAN、物販施設、交流スペース、会議室、EV充電施設
■オープン予定:令和5年度
【山形県】道の駅「やまがた蔵王」
道の駅「やまがた蔵王」は、山形県の県庁所在地である山形市の国道13号線沿いに新たにオープンする道の駅です。2023年中のオープンが予定されています。
東北中央自動車道「山形上山IC」を降りてすぐという立地に開業するため、アクセスしやすい道の駅になります。観光スポットである「蔵王」の登り口に位置し、コンセプトは「山形の魅力を発信し、人の流れを生み出す道の駅」。山形の自然、食、伝統等を発信し新たな人の流れを創るゲートウェイ機能を果たす道の駅となることが期待されています。
道の駅内には、車中泊施設が設置され、イベント広場とは別に「芋煮広場」という山形らしいスペースも設置される予定となっています。
「やまがた蔵王」施設情報
■住所:山形県山形市表蔵王79番地1
■施設:駐車場367台、トイレ83器、情報提供・休憩施設、観光案内所、ベビーコーナー、備蓄倉庫、非常用電源、貯水槽、マンホールトイレ、公衆電話公衆無線LAN、物販施設、飲食施設、多目的ホール、更衣室、バス停留所、バス待合、芋煮広場、イベント広場、車中泊施設、シェアサイクル、サイクルラック、EV充電施設
■オープン予定:令和5年度
【千葉県】道の駅「グリーンファーム館山」
多くの道の駅がある千葉県南房総地域に、新たな道の駅が加わります。千葉県館山市に2024年2月、道の駅「グリーンファーム館山」がオープン予定です。
グリーンファーム館山は、収穫体験、調理体験が一体的にできる“体験価値の高い道の駅”を目指していて、道の駅で収穫した野菜等をすぐに調理して食べるといった体験ができるようです。
館山市が取り組んでいる「食のまちづくり」を進める拠点として、道の駅開業後は海と山の幸に恵まれた館山市の食の魅力や観光情報を発信する館山市の新たな顔になる道の駅になることが期待されています。
「グリーンファーム館山」施設情報
■住所:千葉県館山市稲274番地
■施設:駐車場131台、トイレ20器、情報提供施設、休憩施設、観光案内所、ベビーコーナー、非常用電源、貯水槽、マンホールトイレ、公衆無線LAN、物販施設、飲食施設、体験室、加工室、農園、EV充電施設
■オープン予定:令和6年2月
【奈良県】道の駅「クロスウェイなかまち」
道の駅「クロスウェイなかまち」は、奈良県奈良市の第二阪奈道路「中町IC」の近くに2023年のオープンが予定されている道の駅です。
道の駅には奈良県産の農産物等を取り扱う直売所にレストラン、カフェができ、周辺地域に加えて中和・南和地域も含めた観光情報を発信する役割が期待されています。また、災害時の支援物資を備蓄する倉庫に、自衛隊等の支援活動が可能な駐車場を備える「防災」道の駅としての機能も果たします。
クロスウェイなかまちは、国宝級の発見と話題になった盾の形をした銅鏡と鉄剣が発掘された「富雄丸山古墳」のすぐそばという立地にオープンします。道の駅から車で約30分の距離に「奈良公園」があり、周辺観光にも恵まれています。
「クロスウェイなかまち」施設情報
■住所:奈良県奈良市中町4694-1
■施設:駐車場257台、トイレ40器、情報提供施設、休憩施設、ベビーコーナー、非常用電源、備蓄倉庫、貯水槽、マンホールトイレ、公衆無線LAN、物販施設、飲食施設、交流スペース、キッズスペース、更衣室、サイクルステーション(レンタサイクル含む)、芝生広場、ドッグラン、EV充電施設、バスターミナル、オープンテラス・テラスデッキ、調整池
■オープン予定:令和5年度
【大分県】道の駅「たのうらら」
大分県大分市に2024年春にオープン予定の道の駅が「たのうらら」です。大分市では「佐賀関」、「のつはる」に続く3駅目の道の駅になります。
大分市が西洋音楽発祥の地ということから、道の駅には「おと」の聴こえる広場が設けられ、音楽をきっかけにした文化交流の場を提供していくとのこと。広場中央には「誰でもピアノ」が設置され、音楽スタジオがある道の駅になるそう。
地元食品が並ぶ直売所、お食事処やキッズスペースはもちろん、駅内に路面電車が常設展示される歴史文化コーナーがあり、屋外テラスからは大分市唯一の海水浴場の「田ノ浦海岸」を眺めて過ごすことができます。
「たのうらら」施設情報
■住所:大分県大分市大字神崎字梶原1228番9
■施設:駐車場270台、トイレ74器、情報提供コーナー、休憩コーナー、 ベビーコーナー、非常用電源、備蓄倉庫、公衆無線LAN、物販施設、飲食施設、多目的室、キッズスペース、歴史文化コーナー、ホール(おとの聴こえる広場)、音楽スタジオ、サイクルステーション・ランナーズステーション、展望スペース、屋外テラス、EV充電施設、サイクルラック
■オープン予定:令和6年度