誰でもできる 異性との距離をグッと縮める一言アプローチ
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(本記事は、吉田 照幸氏の著書『気のきいた会話ができる人だけが知っていること』=SBクリエイティブ、2023年6月6日刊=の中から一部を抜粋・編集しています)

〈デート・宴会〉
男性は褒める、女性は「カワイイ」を見つける

相手との距離が縮まらない場合は褒めること。「太鼓もち」から始めましょう。

まずは相手を観察します。靴や時計、かばんから見ていきます。

男性だと特に時計にその人の嗜好が出ます。

いい時計なら儲けもの。「いい時計ですね」って話してみてください。時計は、初任給で買ったとか父親から譲り受けたとか、結婚の記念で買ったなど人生のイベントが絡んでいることが多いもの。その先にはドラマがあり、ドラマがあると雑談が盛り上がります。

「どんなお父さんだったんですか?」

などと、プライベートにたやすく踏み込むことができます。

女性の場合は、とにかく「カワイイ」ものを見つけることを心がけます。ここで注意です。自分がカワイイと感じるものではありませんよ。相手が、カワイイと感じてるモノ・コトでなければなりません。その傾向が一番出るのはバッグです。ほとんどの女性がこだわっていますから。

整理すると、以下になります。

男性→「いい○○ですね」理論
女性→「カワイイですね」理論

話をおもしろくしようとだけ考えると、それだけで頭がいっぱいになって、結局本当の目的を果たせなかったりします。目的とは何か。きっと、相手にいい印象を与えることだったり、相手との人間関係をよくする、といったことですよね。

だったら「褒める」ことも、相手に喜んでもらう手段の1つです。

ポイント

男性は時計、女性はバッグに注目する

気のきいた会話ができる人だけが知っていること
吉田 照幸(よしだ・てるゆき)
1969年、福岡県生まれ、山口県育ち。1993年NHK入局。NHKエンタープライズ番組開発部エグゼクティブ・プロデューサー。『NHKのど自慢』『ふるさと愉快亭~小朝が参りました』などエンターテインメント系の番組を中心に活躍。広島放送局を経て番組開発部異動後、2004年に『サラリーマンNEO』を企画、以後全シリーズの演出を担当。型破りな番組として人気を博す。2011年には『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』の脚本・監督を務める。第35回・36回国際エミー賞コメディ部門ノミネート(日本では唯一)。2013年春からは、異例の〝レンタル移籍〞で、連続テレビ小説『あまちゃん』の演出を担当。近年は『となりのシムラ』『洞窟おじさん』『富士ファミリー』『獄門島』『Home Sweet Tokyo Season1・2(国際放送)』『弟の夫』『マリオ~AIのゆくえ~』『悪魔が来りて笛を吹く』『八つ墓村』『犬神家の一族』、2020年連続テレビ小説『エール』、2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』など、コメディ、ドラマの制作を手がける。2016年には東野圭吾原作『疾風ロンド』映画版の監督・脚本、2017年には映画『探偵はBARにいる 3』の監督を務める。著書に『発想をカタチにする技術』(日本実業出版社)、『折れる力』(SBクリエイティブ)、『その雑談 カチンときます』(青春出版社)などがある。

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