LINE Financial株式会社(東京都品川区)と野村ホールディングス株式会社(8604)は、両社の合弁会社であるLINE証券株式会社(東京都品川区)が行う金融サービス事業の再編に関して合意した。
証券事業を会社分割(吸収分割)の方法により、野村證券に移管する。なお、移管後は、野村證券の証券サービスが提供され、「LINE FX」は、LINE証券にて引き続きサービスを提供する。
LINE Financialは、LINE株式会社(東京都新宿区)のグループ会社で、金融関連サービスの提供を行っている。
野村ホールディングスは、証券業を中核とする投資・金融サービス業等を行うグループの持株会社。
LINE証券は、「LINE」ユーザーの資産形成を中心とした潜在的なニーズに応えることを目的に、2019年8月に国内株式を1株単位から取引できる「いちかぶ」の提供を開始。
「LINE」を通じた証券や関連する各種サービスを順次導入し、外国為替証拠金取引サービスの「LINE FX」、差金決済取引サービスの「LINE CFD」、つみたて NISA等様々な商品・サービスを提供している。
両社は、LINE証券を取り巻く経営環境の変化や各事業の収益性の見通しを踏まえ、最適な経営資源の配分を検討し、本件に至った。
また、本事業再編を行うことがLINE 証券の持続的かつ一層の成長に繋がり、LINE証券の顧客をはじめ各ステークホルダーにとって最善と判断した。