矢野経済研究所
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全国の美容医療を実施している病院・美容クリニック111施設へアンケート調査を実施

~施術別に年間施術件数の平均をみると「美白」が875.0件、「女性脱毛」705.5件と2つの施術が突出する結果に~

株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、美容医療を実施している病院や美容クリニックを対象とした郵送アンケート調査を実施し、施術件数や患者数、スタッフ数、美容医療機器保有状況やその評価などを明らかにした。ここでは、全施術および施術別の年間施術件数の平均について、公表する。

施術別の年間施術件数の平均

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1.調査結果概要

本調査では、皮膚科や美容皮膚科、美容外科等を標榜して美容医療を実施している全国の病院や美容クリニックを対象とした郵送アンケート調査を実施し、111施設から回答を得た。
それらの施設に対して、全施術のおおよその年間施術件数を尋ねたところ、最も多かったのは「1,000~5,000件未満」で38施設(構成比34.2%)、次いで「500件未満」が20施設(同18.0%)、「500~1,000件未満」19施設(同17.1%)と続き、年間の施術件数が5,000件未満の施設で全体の約7割を占めた。一方、年間の施術件数が30,000件を超えるという回答も複数存在した。

2.注目トピック

施術別の年間施術件数平均、トップは「美白」の875.0件

まず、調査対象施設での実施率の高い施術をみると、8割を超えるのは「若返り」「美白」の2施術となり、次いで「女性脱毛」「男性脱毛」「腋臭・多汗症」「二重・目元」「鼻・フェイスライン」が半数を超える施設で実施されていた。
次に、施術別に年間施術件数の平均値を算出すると、最も高い施術は「美白」で875.0件、「女性脱毛」が705.5件とこの2つの施術が突出する結果となった。次いで「若返り」406.0件、「男性脱毛」が208.6件となっている。
一方で、「女性器」13.5件、「小児脱毛」12.3件、「豊胸」が10.2件などの年間施術件数の平均が極めて低い結果となった。

調査要綱



1.調査期間: 2023年2月~3月
2.調査対象: 美容医療を実施している病院、美容クリニック
3.調査方法: 郵送アンケート調査
<本調査について>
本調査では、皮膚科や美容皮膚科、美容外科等を標榜して美容医療を実施している全国の病院や美容クリニックを対象とした郵送アンケート調査を実施し、111施設から回答を得た。
それらの病院や美容クリニックでは、さまざまな美容医療機器(CO2レーザー、Dyeレーザー、Rubyレーザー、PICOレーザー、Q-YAGレーザー、Q-ALEXレーザー、脱毛レーザー、痩身装置、紫外線治療装置、IPL、RF装置等)を使用して、医師による各種の施術が行われている。
<市場に含まれる商品・サービス>
スタッフ数、年間施術件数、年間患者数、施術別件数、施術傾向(増減、注力する施術、売上構成)、施術機器保有状況、メーカー評価(機器、保守、営業)等

出典資料について

資料名2023年度 美容クリニックの施術機器・サービスに関する市場分析
発刊日2023年03月30日
体裁A4 160ページ
価格(税込)198,000円 (本体価格 180,000円)

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