有力FX企業16社の月間データランキング-2019年5月-
株式会社矢野経済研究所は、FX（外国為替証拠金取引）店頭取引市場における有力企業16社のアンケート調査を実施し、2019年5月末の預かり残高、口座数、2019年5月の月間取引高を算出した。
＊1. 集計対象は、預かり残高15社、口座数16社、取引高12社、いずれも無回答を除く。
＊2. SBIグループはSBI証券、住信SBIネット銀行、SBI FXトレード3社の店頭取引の合算値。GMOグループはGMOクリック証券、FXプライムby GMOの店頭取引の合算値。
調査結果概要
【 預かり残高 】
2019年5月末の有力FX企業15社1の預かり残高の合計は、1兆55億円であった。企業単体集計の2019年5月末の預かり残高の第1位はGMOクリック証券で1,623億円、第2位のDMM.com証券は1,263億円であった。企業グループを加味した集計では、第1位がSBIグループ2の2,443億円で、第2位はGMOグループ*2の1,811億円となった。
5月は前月比110.2億円増（1.11％増）となり、本調査対象企業15社中12社で預かり残高が増加した。また、企業グループを加味した場合、前月比で最も高い増加率はトレイダーズ証券（7.26％増）、次いでFXプライムbyGMO（3.32％増）であった。
【 口座数 】
2019年5月末の有力FX企業16社1の口座数の合計は、517万口座であった。企業単体集計の2019年5月末の口座数の第1位はDMM.com証券で72.1万口座、第2位のGMOクリック証券は61.2万口座となった。企業グループを加味した集計では、第1位がSBIグループ2の121.5万口座で、第2位はGMOグループ2の80.6万口座であった。
5月は前月比3.7万口座増（0.73％増）となった。本調査対象企業16社中15社（その他企業2社含む）で口座数が増加した。また、企業グループを加味した場合、前月比で最も高い増加率はGMOクリック証券（1.19％増）、次いでGMOグループ2（1.10％増）であった。
【 月間取引高 】
2019年5月の月間取引高は、有力FX企業12社*1の合計で193兆円（百万通貨を1億円として換算）となった。2019年5月の月間取引高の第1位はGMOクリック証券で58.3兆円（同）、第2位はDMM.com証券で44.5兆円（同）であった。
5月は前月比39.5兆円増（25.7％増）で、本調査対象企業12社すべて（その他企業3社含む）で取引高が増加した。
