相鉄不動産、一部のリゾート事業をエンゼルフォレストリゾートに承継へ
(画像=Soho A studio/stock.adobe.com)

相鉄不動産株式会社(横浜市西区)は、「相鉄の那須」に係るリゾート事業を、会社分割(簡易吸収分割)により株式会社エンゼルフォレストリゾート(静岡県熱海市)に承継させることを決定した。
相鉄不動産を分割会社とし、エンゼルフォレストリゾートを承継会社とする吸収分割。相鉄不動産は、エンゼルフォレストリゾートから本吸収分割の対価として金銭の交付を受ける。

※「相鉄の那須」に係るリゾート事業とは、那須の別荘地管理事業およびこれに関連する事業(コテージアルカディア運営事業、温泉供給事業を含む)。

相鉄不動産は、マンション開発事業、一戸建て開発事業、賃貸マンション事業、再開発・マンション建替事業、リゾート事業・その他各種施設の運営を行っている。相鉄ホールディングス株式会社(9003)の完全子会社。

エンゼルフォレストリゾートは、別荘地管理業、水道・温泉供給業、不動産業、宿泊業を行っている。那須エリアにおいてもM&Aにより積極的に別荘地事業を展開している。

相鉄不動産は、1968年から那須地域の別荘地である「相鉄の那須」の分譲を開始し事業を継続してきたが、この間、相鉄不動産による那須エリアでの新たな別荘地分譲の展開はなく、50年以上の時間が経過していた。

一方、株式会社エンゼルグループ(以下、エンゼルグループ)は子会社にリゾートホテルおよび別荘地分譲・管理事業等の専業会社を抱え、規模拡大とサービス品質の向上等を企図した経営戦略を推進しており、那須エリアにおいてもM&Aにより積極的に別荘地にかかる事業を展開してきた。

相鉄不動産は、エンゼルグループが本事業への理解が深く、顧客へのサービス向上が期待できることなどから外部移管先として相応しいと判断。相鉄不動産の事業領域の選択と集中の観点から本事業を会社分割によりエンゼルフォレストリゾートに承継した。

・今後の予定
効力発生日 2023年4月1日
(提供:日本M&Aセンター

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