マルコメの2022年秋冬新商品11品では、マーケティングデータに裏付けされたみそ、液みそ、フリーズドライ即席みそ汁に加え、ディズニーキャラクターを採用した甘酒などの商品がそろう。
みそでは、だし入り「料亭の味」の40周年を記念して、発売当初の復刻デザインを採用した「料亭の味」を10月上旬から期間限定で販売する。これに合わせて、「お米を食べよう!和食応援キャンペーン」を10月1日から11月30日まで、合計1,000人にお米券やマルコメ商品が当たるキャンペーンを実施する。11月24日「和食の日」に山場をつくり、食料自給率の向上をけん引するお米の消費拡大を推進するという。
液みそでは、「味噌ラーメン風」と「とん汁専用」を投入する。グーグルでは「ラーメン レシピ」と検索する件数が2018年と比べ1.4倍アップしており、「ラーメン」と一緒に検索されている調味料1位が「みそ」で、「ラーメン」と一緒に検索されている材料1位が「モヤシ」となっている(出典:クックパッド)。これらの状況から、マルコメでは、「野菜たっぷりの手づくりラーメン」が、内食需要が続く中、最も求められているメニューと判断し、「液みそ 味噌ラーメン風」を投入したという。
「液みそ とん汁専用」は冬の定番メニューとして、今年も秋冬限定で発売する。王道の風味を目指して生姜の量を調節し、炒めた玉ねぎの甘みとコクで具だくさんのとん汁を手軽に楽しめる。メニュー提案では、豚の生姜焼きや鍋仕立てなどのアレンジレシピにも使えると訴求していく。
〈大満足シリーズ「揚げなすとやさい」「海苔とおくら」「卵と鶏団子」は具だくさん〉
フリーズドライ(FD)の顆粒みそ汁では、具だくさんの「大満足!シリーズ」を投入する。
マクロミル「ミルトーク」の調査によれば、即席みそ汁は、具材感があるものとシンプルな具材のもの、どちらを好んで飲むかという質問に対して、83.3%が具材たっぷりを支持したことなどもあり、「FD顆粒大満足みそ汁」シリーズが立ち上がったとする。
通常の四角い形のFDブロックでは、具材の大きさを四角い形よりも大きくできなかったが、今回のFDみそ汁は、みそをFD顆粒とし、具材を分けてFDにして一緒に充填しているため、大きさに制限を受けず、大きな具材を入れることができる。フレーバーは3つで、「揚げなすとやさい」「海苔とおくら」「卵と鶏団子」となっている。
FD顆粒では「たまねぎとん汁」も投入する。たまねぎのシャキッとした食感とコクを生み出す甘みで風味豊かな味わいに仕上げられている。新商品のFD顆粒みそ汁はいずれも、トレースがなく、みそと具材を一度に充填するため、従来品に比べ、ゴミが少なく、環境に配慮した商品となっている。
糀甘酒では、ウォルト･ディズニー･ジャパンが糀甘酒の栄養成分やパッケージデザインを監修した「プラス糀 糀甘酒ミルク」、「プラス糀 糀甘酒カカオ」、「プラス糀 糀甘酒SOY」を発売する。アルコール0%で離乳後期の赤ちゃんや妊娠中、授乳中の人にも安心して飲めることを多くの人に知ってもらいたいという思いからディズニーキャラクターを採用したという。
また、マルコメ公式オンラインショップでヒットした乳酸菌入り糀甘酒の販路を拡大する。「プラス糀 糀甘酒LL 乳酸菌」「プラス糀 糀甘酒LL オリゴ糖」も全国展開する。
ダイズラボ惣菜の素シリーズでは、定番の「ニラもやし炒め」を投入する。
〈大豆油糧日報2022年7月15日付〉
