コカ・コーラ ボトラーズジャパンは、10月1日出荷分より「コカ・コーラ」「綾鷹」「い・ろ・は・す」をはじめとした小型パッケージ製品などの価格改定を実施する(一部製品除く)。改定率はメーカー希望小売価格の+6~18%となる。
対象は、清涼飲料水の小型パッケージ製品(PETボトル、ボトル缶)などの約120品目。小型パッケージ製品の値上げは8年ぶり。
アルコール飲料の缶製品も一部を除き改定する考え。
コカ・コーラ ボトラーズジャパンによれば、原材料や資材、エネルギー価格の世界的な高騰などを背景に、事業活動にかかるコストは上昇傾向にあるという。同社は、製造・オペレーションの効率化や経費削減などに最大限に努め、5月には業界に先駆け大型PETボトル製品の価格改定を実施してきた。しかし、このコスト上昇傾向は今後も継続することが見込まれ、事業への影響を企業努力のみで吸収することが困難な状況という。
コカ・コーラ ボトラーズジャパンは次のようにコメントする。「5月の大型ペットボトルの価格改定に続き、このたび、やむを得ず小型パッケージ製品などの価格改定を実施することといたしました。今後もみなさまに安全・安心で付加価値の高い製品とサービスの提供に努めてまいります」。
業界トップのコカ・コーラボトラーズジャパンの発表により、清涼飲料メーカー大手5社(サントリー食品インターナショナル、アサヒ飲料、伊藤園、キリンビバレッジ、コカ・コーラ)の10月1日からの小型パッケージ製品などの値上げ発表が出そろった。