有力FX企業17社の月間データランキング -2019年10月-
株式会社矢野経済研究所は、FX(外国為替証拠金取引)店頭取引市場における有力企業17社のアンケート調査を実施し、2019年10月末の預かり残高、口座数、2019年10月の月間取引高を算出した。
*1. 集計対象は、預かり残高16社、口座数17社、取引高12社、いずれも無回答を除く。
*2. SBIグループはSBI証券、住信SBIネット銀行、SBI FXトレード3社の店頭取引の合算値。GMOグループはGMOクリック証券、FXプライムby GMOの店頭取引の合算値。
調査結果の概要
【 預かり残高 】
2019年10月末の有力FX企業16社*1の預かり残高の合計は、1兆1,207億円であった。企業単体集計の2019年10月末の預かり残高の第1位はGMOクリック証券で1,742億円、第2位のDMM.com証券は1,313億円であった。企業グループを加味した集計では、第1位がSBIグループ2の2,551億円で、第2位はGMOグループ2の1,922億円となった。
10月は前月比62.0億円減(0.55%減)となったが、本調査対象企業16社中9社(その他企業2社含む)で預かり残高が増加した。また、企業グループを加味した場合、前月比で最も高い増加率はヒロセ通商(2.62%増)、次いでトレイダーズ証券(1.97%増)であった。
【 口座数 】
2019年10月末の有力FX企業17社*1の口座数の合計は、548万口座であった。企業単体集計の2019年10月末の口座数の第1位はDMM.com証券で74.4万口座、第2位のGMOクリック証券は64.1万口座となった。企業グループを加味した集計では、第1位がSBIグループ*2の126.7万口座で、第2位はGMOグループ*2の84.1万口座であった。
10月は前月比3.6万口座増(0.67%増)となった。本調査対象企業すべて(その他企業2社含む)で口座数が増加した。また、企業グループを加味した場合、前月比で最も高い増加率はマネースクエア(0.97%増)、次いでSBIグループ(0.94%増)であった。
【 月間取引高 】
2019年10月の月間取引高は、有力FX企業12社*1の合計で206兆円(百万通貨を1億円として換算)となった。2019年10月の月間取引高の第1位はGMOクリック証券で59.6兆円(同)、第2位はDMM.com証券で48.3兆円(同)であった。
10月は前月比21.0兆円増(11.36%増)で、本調査対象企業12社中10社(その他企業3社含む)で取引高が増加した。