関西ペイント、アフリカ塗料事業運営の子会社2社をAkzo Nobelの子会社に譲渡へ
(画像=Maryna/stock.adobe.com)

関西ペイント株式会社(4613)は、子会社のKansai Plascon Africa Ltd.(南アフリカ、KPAL)およびKansai Plascon East Africa(Pty) Ltd.(モーリシャス、KPEA )の株式をAkzo Nobel Coatings International B.V.(オランダ・アムステルダム)に譲渡することを決定した。本件に伴い、KPALおよびKPEAは連結子会社から外れる。
譲渡価額は、KPEAと併せて450百万USD(約585億円)の予定。

関西ペイントは、各種塗料の製造・販売、配色設計、バイオ関連製品および電子材料関連製品の製造・販売を行っている。

KPAL・KPEAは、塗料の製造販売の持株会社。建築用塗料を中心としたアフリカでの塗料事業を運営している。

Akzo Nobel Coatings Internationalは、塗料および関連製品の製造販売の持株会社。親会社は、大手グローバル塗料メーカーのAkzo Nobel N.V(オランダ・アムステルダム、Akzo Nobel)。

関西ペイントは、地域の景気減速や通貨安等を背景に業績を伸ばすことに苦慮し、アフリカでの塗料事業については、建築用塗料事業を戦略的に行うAkzoNobelのプラットフォームと統合することで、北アフリカを始めとする展開地域の拡大が実現できると考え、本件に至った。

・今後の予定
株式譲渡実行日 2023年中

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(提供:日本M&Aセンター

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